3DS治療は、主に虫歯予防のために行われる治療ですが、実は副次的な効果として高齢期の健康対策にも役立ちます。

とはいえ、なぜ虫歯予防が健康対策になるのか、よくわからないという人もいるでしょう。

口は体の入口であるため、口の健康は全身の健康にもつながります。

具体的な健康対策の内容について解説します。

3DS治療が高齢期に及ぼす効果

3DS治療は、口内の細菌を殺菌する治療です。

そのため、細菌が原因で発症する虫歯の予防ができますが、実は歯周病の予防にもなります。

歯周病も、虫歯と同じく歯周病菌という細菌によって発症する細菌感染症であるため、3DSの効果はてきめんです。

高齢期になると虫歯で歯を失うことにも気をつけなくてはなりませんが、特に注意したいのは歯周病です。

高齢期は、若いころと比べて歯茎の血行が悪化していて免疫力も下がっているため、歯周病になるリスクが高まります。

歯周病に一度なると治療が困難になるため、3DS治療によって予防しておくことが大切になるのです。

3DS治療による健康対策

3DSで歯周病を予防することができれば、口内の健康はもとより、全身の健康対策にもなります。

歯周病は歯を失う原因として最も多い病気です。

しかし、それだけではなく、歯周病の原因である歯周病菌が血管を通って全身を巡ることで、さまざまな疾患の原因になってしまうのです。

歯周病菌自体、もしくは歯周病菌から毒素が生じて、病気の原因になってしまうことがあります。

また、炎症反応性物質などが歯茎の毛細血管から血管に侵入してしまうと、血流とともに様々な臓器へと移動してしまうでしょう。

臓器内に細菌が侵入すると、心臓血管疾患や糖尿病などさまざまな全身疾患のリスクが高くなってしまいます。

歯周病になると、誤嚥性肺炎のリスクも高くなり、歯周病が原因で高齢期に口臭が発生することもあります。

3DS治療で歯周病予防を行うことは、高齢期に多い疾患やトラブルなどの対策として、非常に有効です。

また、既に歯周病となっている場合でも、軽度であれば改善するのに役立つため、悪化しないうちに3DS治療を受けてください。

ただし、保険診療の歯周病治療は自由診療の3DS治療と一緒に行うことはできないため、別々に受けましょう。

まとめ

高齢期になると、虫歯にも注意が必要ですが、それ以上に歯周病に気をつけなくてはいけません。

歯周病は年齢が高くなるほど発症率が上がってしまい、治療に時間がかかるため、3DS治療で予防をしておくと発症する可能性が低くなります。

また、歯周病が原因で心臓疾患や糖尿病をはじめとしたさまざまな疾患が発症することもあるため、健康対策としても歯周病の予防は重要になるのです。

当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。

抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。

町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。