【町田の歯医者】歯根端切除について解説します
- 2026年8月16日
- 歯科コラム

根管治療を何度も繰り返しているにもかかわらず痛みが引かなかったり、歯茎にぷっくりとしたおできのような腫れができたりしている場合、もしかしたら歯の根っこの先で膿の袋が大きくなっているかもしれません。
専門的には「根尖病変」と診断される状態であり、基本的に普段通りの根管治療で治していきます。
しかし、根の構造が複雑でどうしても内側からお薬が行き届かない場合には、根の先端を直接処置する「歯根端切除術」が必要です。
今回は、この治療の目的と、得られるメリットについて詳しく解説します。
歯根端切除の目的と治療方法
「歯根端(しこんたん)」とは、歯の根の最深部にある先端のことであり、「根尖(こんせん)」とも呼ばれる部分です。
この治療が持つ最大の役割は、抜歯をうまく回避しつつ、痛みの元凶となっている根の先端をダイレクトに取り除くことにあります。
通常の根管治療では歯の頭側から器具を入れ、いわば手探りで内部をきれいにしていきます。
しかし、歯の根の先は複雑に枝分かれしているケースが多く、どうしても器具が届かない場所が残ってしまい、徹底的に細菌を死滅させることが難しい局面も珍しくありません。
この限界を打破するために、歯茎側から外科手術が必要となるのです。
内側から直すのが難しいからこそ、外側からピンポイントでトラブルの大元を排除するという、非常に合理的な治療法と言えます。
実際の処置は普段通りの診療台で行われ、最初にしっかり局所麻酔を施すため、術中に痛みを感じる心配はほとんどありません。
手術が始まると、まずは根の先端を露出させるために歯茎を少しだけ切開し、隠れた骨を薄く削って膿の袋を綺麗に取り去ります。
それと同時に、細菌の温床となっている根の先を約3ミリほど病巣ごと一気に切り落とすのです。
続いて、根の切り口からの再感染を防ぐために、MTAセメントなどを用いて最深部に強固なバリアを築きます。
最後にめくった歯茎を元の場所へ戻し、細い糸で美しく縫い合わせれば一連の治療は終了です。
歯根端切除を行うメリット
歯根端切除術を行うことの最大の魅力は、諦めかけていた大切な歯を抜かずにそのまま保存できる可能性が開ける点にあります。
ドクターが自分の目でしっかりと病巣を確認しながら摘出するため、トラブルの元を一掃でき、成功率が極めて高いのも特徴です。
また、無事に歯を残すことができれば、インプラントやブリッジといった治療を回避できます。
それらの処置にかかる高額な費用や期間を費やさずに済むというのも、見逃せない大きなメリットと言えるでしょう。
まとめ
歯根端切除術は歯の根の先にできた膿の袋を確実に除去するための手術であり、通常の治療ではアプローチが難しい難症例に対して行われます。
実際の処置では、歯茎を切開して根元を直接確認できる状態にした上で、病巣を根の先端ごと切り取り、MTAセメントなどで精密に封鎖して縫合します。
この手術を行うことで歯を残せる可能性が格段に高くなり、痛みの原因も根本から排除することができるでしょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。