【町田の歯医者】指しゃぶりの歯に及ぼす影響について
- 2025年6月8日
- 歯科コラム
小さな子どもに指をしゃぶる癖があることはさほど珍しくありません。
しかし、なかなか直らないという子どももいるでしょう。
指しゃぶりの癖が長く残っていると、歯にさまざまな影響を与えることになるため、できれば早めに直したほうが良いのです。
指しゃぶりが歯にどのような影響を及ぼすのか、解説します。
指しゃぶりの影響
乳幼児期の指しゃぶりは、精神的な安定のために行う自然な行動ですが、長期間続くと歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
4歳を過ぎても指しゃぶりを続けていると、上顎の歯列が狭くなったり、出っ歯になったり、前歯の噛み合わせが合わなくなったりするなどの問題が生じることがあります。
具体的にどのような影響があるのか説明します。
まずは、指を吸う力によって上顎の歯列が狭まる、歯列狭窄になるかもしれません。
歯列が狭くなると、永久歯が生えてくるスペースが不足して歯並びがガタガタになるリスクが高くなってしまいます。
指しゃぶりを続けると、上顎の前歯が前に突き出される上顎前突、いわゆる出っ歯になってしまうこともあります。
指しゃぶりによって、上下の前歯が正しく噛み合わず、隙間ができる開咬となってしまうこともあるでしょう。
指しゃぶりをやめさせるには?
指しゃぶりをやめさせる方法として、まずは声掛けが挙げられます。
指しゃぶりをしているときに声をかけて、意識を別のところにそらすという方法です。
また、手袋をはめたり絆創膏を張ったりすると、指しゃぶりしたときに違和感を与えることができるでしょう。
小児歯科に通って指導を受けることで、指しゃぶりをしないように改善させることもできます。
ただし注意しなければならないのは、3歳までの指しゃぶりは自然な行動である、という点です。
そのため、無理にやめさせる必要はありません。
しかし、4歳を過ぎても指しゃぶりをやめられない場合には、歯並びなどに悪影響を及ぼす可能性あり、やめさせた方が良いため、小児歯科に相談しましょう。
指しゃぶりをやめさせるには、子どもの気持ちにも配慮しながら焦らず時間をかけて取り組むことが大切です。
まとめ
小さな子どもの指しゃぶりは、歯並びに悪影響を与える可能性があるため、あまり長く続けさせないようにしましょう。
指しゃぶりによって、上顎の歯列が狭くなってしまう歯列狭窄や上顎の前歯が押し出される上顎前突、前歯の間に隙間ができる開咬などになってしまう可能性があるからです。
あまり長く続くようなら、指に絆創膏を貼ったり手袋を着けたりして違和感を与えたり、小児歯科で指導してもらったりすると改善できるでしょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。