小児歯科・矯正歯科|町田ごうデンタルクリニック|町田駅5分の歯医者|矯正歯科、小児歯科

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小児歯科

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子どもの歯のこと

子どもの歯は、永久歯や乳歯問わず、大人の歯と比べとてもデリケートです。特に生えたばかりの乳歯や永久歯はとてもむし歯になりやすく、進行も早い上に痛みが出にくいことから気づきにくいという特徴を持っています。また、大人と違い子ども自身が歯磨きを完璧にこなして病気を予防することが困難であるため、より気を遣ってあげる必要性があります。
「乳歯なら、いずれ生えかわるから……」とむし歯を放置すると、永久歯への正しい生えかわりが妨げられてしまう可能性があります。小さなうちからしっかりケアをする習慣づけをすることこそ、大人になった時に大きな差が生まれます。当院では子どもの歯を守るための様々な診療メニューをご用意しております。

小児歯科のよくある質問

乳歯はいつごろ生えるのでしょうか?
乳歯は、早い場合は生後4ヶ月頃から、遅い場合は1歳3ヶ月頃、平均では男子8ヶ月、女子9ヶ月で歯が生えてきます。ある程度(6ヶ月)の誤差は許容範囲内です。
永久歯はいつごろ生えてくるのでしょうか?
永久歯は早い場合で5歳程度、遅い場合で6歳9ヶ月~7歳前後で生えてくると同時に、前歯の交換が始まると言われています。ある程度(1年弱)の誤差は許容範囲内ですが、状況に応じてレントゲン撮影などを行い、永久歯が骨の奥に控えているかなどを確認する必要があります。
どの歯が1番最初に生えるのでしょうか?
平均的に、下の前歯から生えてきますが、時には上の前歯から生えてくることもあります。個人差があるのであまり気にしないでいいと思います。
乳歯が生えそろう時期はいつですか?
平均的に2歳半から3歳位と言われていますが、4歳近くになってようやく最後の奥歯が生えてくることもあります。それ以後、生えてこなければご相談ください。
歯が足りないと言われました。どうすればいいでしょうか?
最近発表されたデータでは、約1割の子どもが先天性欠如歯(歯が生まれもっていないこと、形成異常のひとつなので病気ではありません)だそうです。乳歯の時は様子を見てください。永久歯が生えてくる時期になっても生えてこないのであれば、精密検査(レントゲン撮影)などをお勧めします。
歯磨剤(歯磨き粉)はいつから使ったらいいですか?
平均的に、2歳くらいで口をゆすぐことができるので、その時期を目安に使ってみましょう。あまり大量に使うと口の中が泡だらけになり、かえって良く磨けません。毛先に少し付けるくらいで十分です。嫌がる場合は、無理に使用しなくても大丈夫です。歯垢(プラーク)を除去できれば問題ありません。またフッ素濃度については成人用のものは強すぎるので、必ず小児用歯磨剤を用意しましょう。
うちの子は3歳です。すきっ歯ですが治りますか?
この年代では歯と歯の間にすき間(発育空隙)があることが通常です。
乳歯より大きな永久歯が生えてくることを考えると、すき間のあるほうが将来的に歯並びは良くなるケースも多いです(例外もあります)。このすき間は、永久歯が生えてくるにつれて閉鎖していくので心配しないでください。乳歯の時にすき間もなく綺麗な歯並びは、永久歯の出てくるスペースがなく、歯並びが悪くなる可能性もありますので、経過観察と状況に応じて矯正治療が推奨される場合があります。
乳歯が残っているのに永久歯が生えてきたのですが、どうすればいいでしょうか?
正しい永久歯の生え方は、乳歯の真下から根を溶かして生えてくることが一般的ですが、乳歯の脇から永久歯が生えてくる場合もあります。その時は早めに抜く場合と、経過観察の場合がありますので、分からない時はご相談ください。

小児歯科の診療メニュー

1定期健診

歯や歯茎の状態を、病気にかかっているかだけではなく、成長が順調であるかなども含めて確認いたします。生え変わりに異常がみられる場合は必要に応じてレントゲン撮影をおこない、骨の中にうまっている歯の状態を確認します。歯並びは頭の骨の成長とともに変化しますが、明らかに矯正治療が必要または予測される場合は治療のご相談も承ります。またお口の発育に悪影響を与える癖(ゆびしゃぶり他)がないかどうかも確認し、ある場合は改善方法をお話いたします。
※矯正治療は現在準備中の為、必要な場合は近隣歯科医院にご紹介いたします。

2治療トレーニング

治療が苦手なお子さんには、まず「はいしゃさん」に慣れてもらうためにトレーニングから行います。椅子に座る練習からはじめ、歯の治療の真似事をして音や動きへの恐怖心を緩和させてから実際の治療に臨みます。
一般的には3歳以上のお子さんからはこういったトレーニングを数回とり入れると、ほとんどのお子さんは、「はいしゃさん」=「こわいばしょではない」へと気持ちが変わっていきます。
尚、どうしても治療受け入れが難しいお子さんや、治療困難なお子さんの場合は小児歯科認定・専門医の歯科医院をご紹介いたします。

3ブラッシング指導

当院では、お子さん一人ひとりの口腔内の状態を踏まえ、適切なブラッシング方法や注意点をお伝えしています。ご家族の方には仕上げ磨きのポイントや食育のアドバイス等をお伝えしますので、ぜひ毎日のケアにお役立てください。

4むし歯予防処置:フッ素塗布、フィッシャーシーラント

歯質を強化し、むし歯菌への抵抗力を高める効果が期待できるフッ素を、お子さんの歯に塗布します。むし歯の予防とともに、ごく初期のむし歯では治癒効果も期待できます。
またむし歯リスクの高い歯の溝の汚れが溜まっている部位に関しては予防的にフッ素を含んだ材料を詰める予防処置を行う場合もあります。

5むし歯治療

子どもの歯は永久歯・乳歯問わず、大人の歯と比べとてもデリケートです。特に生えたばかりの乳歯や永久歯はとてもむし歯になりやすく、進行も早い上に痛みが出にくいことから気づきにくいという特徴を持っています。歯の成長が根の先まで完全に完了するのは、歯が生えてから3年後。未完成の歯が大きなむし歯になり、神経の治療を行うと、歯の寿命に大きく影響するため可能な限り歯の神経を守る治療を行います。

6未完成の歯の根の治療(アペキソゲネシス・アペキシフィケーション・リバスキュラゼーション)

歯の根の先が未完成の歯は根の先が大きく開いてしまっており、ひとたび歯の内部に細菌が侵入してしまうと、根の先で細菌が繁殖しやすい状況となり歯の寿命が有意に低下します。このため、不幸にして根の治療をやらざる得ない場合は、通常の根管治療に加えて、歯の根の先がきれいに封鎖され、感染リスクを減少させる治療法「アペキソゲネシス・アペキシフィケーション」をご提案させていただきます。

どちらの治療法もMTAセメントによる強力な殺菌作用と、カルシウムを放出して歯の根の先の穴を完全に封鎖してくれることを期待して行う根管治療の一種です。歯の神経の損傷の状態にあわせてアペキソゲネシス→アペキシフィケーション→リバスキュラゼーションと対応方法が変化します。治療後は痛みが出ないか、感染症が再発しないかなどを経時的に数年間観察する必要があります。治療に当たっては、成人の根管治療と同様、ラバーダム防湿、マイクロスコープ下での治療、レーザーによる消毒を行います。

経過観察後、問題がないことを確認したら、詰めものや被せものの治療を行います。

7矯正・保隙治療

本院では開業時点の2022年5月時点より準備をすすめ、2023年9月より矯正治療を開始いたします。

矯正治療の最初の診断時期は8歳~10歳前後(個人差があります)となります。本院では学校検診で受診を促された方、成長発育の経過観察とむし歯予防を中心としたお子様の定期検診を行っております。矯正治療の必要性が発生した場合は、一般医による写真撮影や模型採取を行い、矯正医の初期診断、矯正相談までは無料で実施しております。また、不幸にしてむし歯等で早期に乳歯や生えてきたばかりの永久歯の神経を失ったり、果ては抜歯に至ってしまうようなケースにおいても、早期の矯正治療は大きな威力を発揮します。

小さなお子さんにとって、矯正治療を成長期に受けて適正な歯並びを得る事は、虫歯・歯周病の抑制(歯磨きのしやすさや歯への負担の均一化)、咀嚼能力の向上による胃腸消化器への負担減による基礎疾患発現率の低下など、治療開始の時点では想像し得ない利益をもたらすこともあります。

また一般開業医では対応困難と思われる難症例においては、院長・矯正医担当医ともに神奈川歯科大学の出身で、担当矯正医は神奈川歯科大学の矯正科の所属です。この為、連携関係にある神奈川歯科大学附属病院(横須賀)および神奈川歯科大学附属横浜クリニック(矯正科への上級医紹介も行っております。特に顎手術・入院対応を伴うような治療に関しては最良な治療が提供できるよう、お取り計らいいたします。