審美歯科/ホワイトニング
審美歯科/ホワイトニング
主に歯の変色や形状の問題、あるいは歯並びを治療します。可能な限り非切削治療での対応を検討し、止むを得ない場合、利益と不利益を患者さんにご判断頂いた上で歯を削る治療を行います。
①PMTC(エアフロー処置)
アミノ酸による微細粒子の高圧噴出を用いた治療法になります。
保険適用の超音波や刃物によるクリーニングや機械ブラシによる研磨清掃と異なり、エナメル質を全く傷つけることなく清掃を行うことができます。
前述のPMTCでも落とせない加齢や飲食物による歯の着色を、歯を削ることなく、自然な仕上がりで漂白する方法です。
院内で行うオフィスホワイトニング、ご家庭で行うホームホワイトニング、その両方を併用するデュアルホワイトニングがあります。
※むし歯などがある場合はまずむし歯の治療を行い、歯の漂白をしてから、再度マッチした色調の材料に詰めなおしにするなどの追加対応が必要となる場合もあります。また一過性の知覚過敏を生じる可能性があり、症状に応じて追加対応いたします。
(ホワイトニング前)
(ホワイトニング後)
ご家庭で専用のマウスピーストレーに薬液を入れ、装着して漂白を行う方法です。
オフィスホワイトニングと比べて明るさの調整や知覚過敏リスクのコントロールがしやすく、通院せず自宅で処置できる利点があります。
1度マウスピースを作成すれば、追加でホワイトニングを後日したい場合に歯の環境が大きく変化なければ、薬液の購入のみで追加処置が可能です。
医院にてお時間をお取りして、専用の光照射機械を当てて漂白する方法です。
短時間ではっきりとした成果を出すことができる反面、色調の調節性などは劣ります。
ご希望の歯の白さに到達するまで複数回の処置が必要になる場合があります。
ガムピーリングとは、歯茎に沈着したタバコや着色性習慣飲料(例えば赤ワイン等)による黒変部をレーザーによって除去して新鮮かつ健康的な歯茎の色に戻す治療法です。
(治療前)
(治療後)
(治療前)
(治療中)
(治療後)
ダイレクトボンディングとは、歯をほとんど削ることなくレジン(プラスチック)を盛って歯をつくる方法になります。
高い審美性の治療を最小限の歯の切削(上記症例は無切削)で行う事ができます。半面、セラミックとは異なり、経年劣化による着色などがあります。
自費の詰めものや被せ物には様々な種類がありますが、自分の歯と見間違うレベルでの自然な歯を作るための、最適な材質はオールセラミックとなります。
ダイレクトボンディングと比較すると歯を削る量は増えてしまいますが、高い審美性を持ち、汚れが溜まりにくく隙間が少ない為虫歯になりにくく、色調の変化がないなど利点も多いです。
セラミックの種類は材質で分けると、下記になります。
の3種類となります。
このうち、審美歯科で用いる歯は、強度を優先したジルボンド、審美性を優先したオールセラミック、のどちらかとなります。
金属アレルギー発現がないこと、汚れがつきにくく歯周病やむし歯に罹患するリスクが大幅に減る事も治療上のメリットとなります。
(セラミック装着前)
(セラミック装着後)
矯正治療に頼らず、被せ物をやり替える事で歯の位置や咬み合わせを変更することで治療できる場合もあります。
この場合は治療計画をしっかり立案し、複数案を技工サイドと削り方等の仮設計を行い、治療に臨みます。咬合器を用いて顎の動きを可能な限り反映させ、歯の位置関係の変更や咬み合わせの変更を必要とする治療は保険適用外となります。
こういった難易度の高い治療も本院で承ることができます。