町田の歯医者】唾液と虫歯の予防には何の関係があるのかを解説します
- 2024年2月24日
- 予防歯科
近年、虫歯や歯周病にならないようにする予防歯科が注目されています。
予防のために重要となるのが定期的なメンテナンスですが、実は他にも重要なポイントがあります。
それは、唾液です。
唾液が虫歯予防に重要となるのはどうしてでしょうか?
唾液にどのような働きがあるのか、解説します。
唾液の持つ虫歯予防の働き
唾液は口内に自然と出てくるもので、食べ物を飲み込みやすくしたり、口の中をなめらかにしたりする役割があります。
ほかに、食べ物のかすを洗い流して口内を清潔にする、食べ物や飲み物の味を感じやすくする、でんぷんを吸収しやすくするといった働きもあります。
それ以外に唾液が持つ働きとして重要なのが、虫歯予防です。
具体的にはどのような働きをするのでしょうか?
唾液の持つ虫歯予防の働きとして挙げられるのが、再石灰化作用です。
虫歯の原因菌が酸を出して歯を溶かし、一部の成分が流れ出す脱灰が起こった時に、唾液によって流出した成分が補われて再石灰化を助けます。
また、口の中が酸性になると虫歯の原因菌の活動が活発化しますが、酸性になった口内が唾液により中和されるため、中性に近づいて原因菌の働きを抑制し、歯の脱灰を防止できるのです。
唾液には細菌に対する抗菌作用もあるため、細菌の一種である虫歯や歯周病の原因菌の働きも抑制できるのも特徴です。
さらに、唾液には、歯の表面を覆っているペクリルという膜を形成して歯質を保護する働きもあります。
唾液が減少した場合の対処法
さまざまな生活習慣の影響によって口内が乾燥してしまい、唾液の分泌量が少なくなることがあります。
唾液が減少した場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?
対処法としてまず挙げられるのが、よく噛むことです。
食事の時によく噛んで食べると、唾液の分泌を促進できます。
特に、固いものをよく噛むことで、唾液が分泌されやすくなるでしょう。
また、キシリトールガムを噛むのもおすすめです。
唾液腺の刺激により、唾液の分泌を促すこともできます。
唾液腺は下顎や頬、耳の下などにあり、マッサージをすることで刺激できます。
ただし、あまり力を入れ過ぎないよう、軽く押すくらいの力で行いましょう。
まとめ
虫歯や歯周病の予防をするためには、唾液をしっかりと分泌させることが大切です。
唾液は虫歯の前段階である脱灰が起こった時に、再石灰化を促します。
また、殺菌作用、食べかすを洗い流す作用などがあります。
唾液が減少すると、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうため、注意が必要です。
唾液が減少する原因は生活習慣などいくつかありますが、早い段階で改善することが大切です。
唾液の分泌量が増えるよう本文で紹介した対処法を試しましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。