歯をしっかり残して咬むことと健康寿命の相関関係|町田ごうデンタルクリニック|町田駅5分の歯医者

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歯をしっかり残して咬むことと健康寿命の相関関係|町田ごうデンタルクリニック|町田駅5分の歯医者

歯をしっかり残して咬むことと健康寿命の相関関係

近年、健康寿命というものに注目が集まっています。

健康寿命は病気等にならないことで長くなるのはもちろんですが、実は、歯をしっかり残して咬むことも大きく影響するのです。

歯をしっかり残して咬むことと、健康寿命にはどのような相関があるのかを解説します。

健康寿命とは?

平均寿命が長くなり高齢化が進む日本では、老後の生活を豊かにすることへの関心も高まっています。

どんなに長生きしても、心身ともに不健康な状態では、豊かな老後生活を送れているとは言えません。

豊かな老後生活を実現するためには健康を維持することが大切です。

そのため、健康寿命という考え方が注目されるようになりました。

健康寿命とは、どのようなものなのでしょうか?

健康寿命というのは、介護や医療などの力を借りることなく自立して日常生活を送ることができる期間のことを言います。

健康に問題があり、日常生活で制限されることがあると、健康寿命は終わることになります。

加齢によって筋力や身体能力が低下したとしても、日常生活を問題なく送ることができるようなら健康寿命は終わっていません。

しかし、誰かの助けがなければ生活が困難になった時点で、健康寿命は終わりを迎えるのです。

健康寿命は、寿命の中の割合が高ければ高いほど、質が高いと考えます。

現在の健康年齢の平均は、男性が72歳前後、女性は75歳前後となっています。

この年齢は、年々上がり続けているのです。

咬む力との相関

咬む力は、健康寿命と相関関係があり、咬む力が弱ると健康寿命も短くなってしまうのです。

なぜ、この2つは関係するのでしょうか?

口の中の機能の低下、例えば咬む力が弱くなる・飲み込みが悪くなる。こういった状態を、オーラルフレイルと言います。

咬む力が低下すると、食べ物の摂取が困難となり、食べられない食物も増え、下記の図のように栄養摂取にも偏りが生じます。

下記の図のようにカルシウムやビタミン類の摂取不足は骨粗しょう症のリスクを増大させ、タンパク類の摂取不足は身体能力そのもの

機能低下に繋がります。そこに運動量の低下も加わった場合は、更に顕著となります。

オーラルフレイルの方は、健常者と比べ、要介護になる可能性が2倍以上あると言われています。

時間が経つにつれて、要介護になる可能性はさらに高くなっていくのです。

下記の図のように、咀嚼能力が最も優れた5の人の平均・健康寿命は、それより一段おとる4の人のよりも余命が1~3年ほど低下していることが分かります。

※参考文献 湯川晴美.「かむ」ことと栄養の関連.老研長期プロジェクト情報.東京:東京都老人総合研究所,1996,4.

      斎藤安彦.健康状態別余命.日本大学人口研究所研究報告シリーズ 8.東京:日本大学人口研究所,1999,13‒20.

まとめ

咬む力は、食事の質に大きく影響します。

咬む力が弱ると固いものを食べるのが困難になり、咀嚼も不十分になって消化が難しくなります。

さらに、食事自体も億劫に感じるようになり、食事量も減ってしまうでしょう。

咬む力と健康寿命には、相関があります。

咬む力をキープすることで、健康寿命も延びるのです。

そのためにも、8020運動で歯を多く残すことを心がけましょう。

 

当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。歯の減少による咀嚼力の低下は

入れ歯やインプラント、ブリッジ等で歯を再建すると共に、残された歯を生かしていくことがとても重要です。

抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。

町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。