根管治療後の補綴治療とは何をするのか、解説します
- 2023年1月27日
- 根管治療
補綴物というのは、歯を失った部分を補うためのものです。
根管治療においては、歯の根は残すことができても歯の上部については感染部分の除去などで削ってしまうことが多いため、それを補うために補綴物が必要となるのです。
補綴物の治療というのは、具体的にどのようなことを行うのでしょうか?
治療の内容について、解説します。
補綴物とは?
補綴物というのは、歯が失われた際にそれを補うもののことを言います。
例えば入れ歯も補綴物の一種です。
部分入れ歯や総入れ歯などがあり、歯が失われた範囲によってどれを選択するか異なります。
失われた歯の両側に歯がある場合は、ブリッジ治療も可能です。
複数本の歯を補う被せものを作成して、両側の歯に被せて支えます。
土台となる歯根が残っている場合は、その上に歯の代わりとなる被せものを被せることも可能です。
インプラントは、歯根の代わりとなるインプラント体を歯茎の奥の骨に埋入し、その上に上部構造と言われる被せものを取り付ける治療です。
しっかりと固定されるため、天然歯と変わらない強さで噛むことができます。
補綴物治療の流れ
補綴物治療では、まずはどの方法で治療を行うか選択する必要があります。
例えば、歯根が残っていればそこに土台を作って被せものを被せることができるのですが、歯根がない場合にはその方法を選ぶことができません。
歯根がない場合の選択肢として、ブリッジや部分入れ歯、インプラントなどが考えられます。
しかし、例えば失われた歯が一番奥の歯だった場合などは、片側に支えとなる歯がないためブリッジや部分入れ歯での治療はできません。
インプラントは、もし歯根が残っていても、それを抜歯して治療することになります。
元々の歯と近い感覚で利用することができるため人気がある治療方法ですが、保険が適用されないので1本あたり数十万円の治療費がかかります。
この中で、根管治療を行った歯の状態に応じてどの方法での治療が可能かを調べ、その選択肢の中から希望の治療方法を選ぶことになります。
治療を受ける前に、それぞれのメリットやデメリットを確認しておきましょう。
まとめ
補綴物治療は、歯が失われたときにそれを補うための治療で、虫歯の際によく行われる被せものの他、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの選択肢があります。
また、歯の代わりになる部分には、合金や金歯、セラミックなど素材も色々とあるので、見た目を重視する場合は素材についても選ぶ必要があるでしょう。
どのような違いがあるのかを把握して、歯科医に相談のうえ、自分の希望に合った方法を選択しましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。