歯科医院には、虫歯や歯周病の治療を目的として訪れる人が多いのですが、歯科医院の中には、それ以外に見た目を綺麗にする審美歯科というものがあります。
審美歯科では、どのような治療を行うのでしょうか？
今回は審美歯科の中でも歯を削らないで綺麗にする具体的な治療方法について、解説します。

非切削治療と切削治療

審美歯科で行われる治療は、非切削治療と切削治療に大別されます。
非切削治療は歯を削らずに治療を行います。
一方、切削治療は、歯や被せもの、詰め物などを除去して治療します。

非切削治療にはホワイトニングや矯正などいくつかの種類があります。
また、切削治療では審美修復・補綴治療を行い、主にセラミック治療で、見た目を本物の歯に近いものにします。

基本的には非切削治療から提案し、希望に応じてどの治療を行うのかを決定していくことになります。

非切削治療の詳細

非切削治療には、まずPMTCから提案します。
PMTCとはプロフェッショナルクリーニングのことで、保険適用の歯石除去や着色除去などとは異なるアプローチによって歯の清掃を高精度に行います。

保険適用の歯科用機械清掃（ポリッシング）による対応をまず行い、物理的に器具が入らず着色や汚損が取り切れない歯と歯の間の細かな部分や、歯質表面に

深くこびり付いた汚れはエアフローという微細粒子のアミノ酸を吹き付けてクリーニングをする方法を取ります。

また保険治療対応では取れない強度の付着汚損はサブソニックブラシによる汚損除去も試みます。超音波と振動・破砕で汚れを除去清掃する点は保険の治療と変わりがありませんが、

歯を傷つけるリスクがない点が大きなメリットとなります。

　　

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

これらの保険・自費でのクリーニングでも対処できない着色や色素沈着については、ホワイトニングが提案されます。

ホワイトニングは、歯を削らずにPMTCでは落としきれない歯の着色を薬品によって漂白して落とすといういうものです。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングに分けられます。

オフィスホワイトニングは院内で数時間のお時間を頂き、専用の機械を用いて歯を白くする方法です。短時間である程度の効果がでる一方、

漂白の度合いを更に高めるご要望がある場合は複数回の治療回数を頂く場合がある点、色調の加減を細かくしたい場合は不向きとなります。

色調の調節性を重視される方はホームホワイトニングを推奨いたします

ホームホワイトニングはご自宅でマウスピース内の薬剤を口に含んで、ご自身で時間調整して漂白を行います。じっくりと・計画的に・段階的に行う事で

色調の加減をご自身の眼で判断して行えることや、漂白の程度によっては中断し、また色が戻ってきたら再開し、薬剤が足りなくなっても薬剤のみで追加購入できるなど、

セルフコントロール性の高さが利点です。ただし、ご自宅での処置の煩雑さを嫌われる方、短期間で即時の効果を得たい方はオフィスホワイトニングをお勧め致します。

虫歯がある場合は、ホワイトニングよりも先に虫歯の治療を行わなくてはいけません。その後で歯の漂白をして、再度色調をマッチさせるなどの対応が必要となります。
また、一過性の知覚過敏となる可能性もあり、その場合は症状に応じて追加で対応することになります。

歯の漂白法と同様に、健康的な歯茎の色を取り戻す方法もございます。タバコ等による歯茎の黒ずみや色素沈着を歯科用レーザーで除去していく、ガムピーリングという治療もあります。
処置の直後はヒリヒリと痛むことがあるものの、短期間の痛み止めなどで対処可能です。

 

歯並びなどで審美性を損なっている場合は、矯正治療での対応が可能です。また小さな歯の形態の変更であれば、自費用のレジンを盛って歯をつくるダイレクトボンデイングという方法も

あります。ただし、矯正治療には長い時間がかかるため、すぐには結果が出ないですし、費用も高額になる傾向があります。十分なご説明を聞いて頂きご判断いただく必要があります。

まとめ

歯の美しさは、意外と目につくものです。
歯並びが悪かったり、歯が黄ばんでいたりして口を開けるのに抵抗がある人も少なくありません。
そういった口元の美しさを回復させるのが、審美歯科です。
歯を削らずに治療できることも多く、歯の健康を損なうこともありません。
歯の見た目が気になっている人は、審美歯科の治療がおすすめです。

町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。