【町田駅近くの歯医者】TCHとは??
- 2025年12月6日
- 歯科コラム

上下の歯が触れ合う時間は実は非常に短いことをご存じでしょうか?
1日のうちに20分程度しかないといわれているのです。
したがって、通常は、歯の間に少し隙間がある状態で過ごしていることになります。
しかし、人によっては触れあった状態が長時間続くケースもあり、この状態をTCHというのです。
TCHが具体的にどのようなものなのか解説します。
TCHとは?
上下の歯は常に触れ合っているものだと思っている人もいるのではないでしょうか?
しかし、リラックスした状態では触れ合っていないのが通常です。
常に触れ合っている場合には、TCHと呼ばれます。
TCHとは「Tooth Contacting Habit(歯列接触癖)」の略で、リラックスしているときでも上下の歯が常に接触している癖のことを指します。
本来、上下の歯は噛むときや飲み込むとき以外は、隙間が少し空くのが正常です。
しかし、歯列接触癖がある場合は通常より長い時間触れ合ってしまいます。
長時間触れあっていると、歯と顎の周りの筋肉に負担がかかり、歯のすり減りや破折、顎関節症、肩こりなどの原因になるのです。
問題点と改善方法
歯列が接触する癖があると起こる問題点として、まずは歯への過剰な負担が挙げられます。
歯が割れたり欠けたり、あるいは知覚過敏の悪化につながる恐れがあるのです。
また顎関節症になるリスクも高まり、口が開けにくい、顎がカクカクする、顎に痛みや違和感があるなどの症状が出ることもあるでしょう。
顎や顔、首、肩の筋肉に緊張やこりが生じて頭痛の原因になることもあります。
改善する方法としては自覚と意識が大切です。
自分に癖があることを自覚し、「唇を閉じて、上下の歯を離し、力を抜く」ことを意識的に練習する必要があります。
パソコンの画面やスマートフォンの横に「歯を離してリラックス」などと書いたメモを貼るなど、意識しやすい環境を作りましょう。
それでも症状が改善しない場合には歯科医に相談しましょう。
咬筋が緊張してエラが張っているなどの場合には、ボトックス注射などの治療をすることもあります。
まとめ
1日の中で歯が触れ合っている時間は意外と短いものです。
しかし、通常よりも長い間触れ合っている場合にはTCH、「Tooth Contacting Habit(歯列接触癖)」かもしれません。
癖があると、顎の筋肉にかかる負担が大きくなって顎関節症の原因になります。
歯にも負担がかかるため歯が割れたり欠けたりしやすくなるのです。
改善するには自覚して意識することが大切です。
唇を閉じた状態で歯が触れ合わないように練習し、意識しやすい環境を作りましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。