【町田駅近くの歯医者】破折ファイルについて解説します
- 2026年5月18日
- 歯科コラム

根管治療に使用される「ファイル」という器具は、治療の過程で折れてしまうことがあります。
すぐに取り出せば治療への影響はありませんが、気付かれることなく根の内部に残ってしまうケースもまれにあるのです。
いわゆる「破折ファイル」とは何なのか、その原因や治療への影響について詳しく解説します。
破折ファイルとは?
破折ファイルとは、治療中に根の汚れを削り取る細い針状の器具が、複雑に曲がった根の中で折れて残ってしまう偶発症の1つです。
発生確率は約1%程度と決して頻繁に起こり得るものではありませんが、万が一の際は適切な対応が求められます。
なぜなら、対応を誤ると歯の寿命を縮める恐れがあるからです。
万が一折れた場合は原則として取り除きますが、無理な除去は歯の根を傷つけてしまうリスクを高めます。
この傷が原因となって自分の歯を長く使えなくなると、将来的にインプラントなどの代替手段に頼らざるを得なくなってしまいます。
そうならないよう、根の中の感染状況や器具が折れた位置によっては、無理に取り出さずにしっかりと消毒を施した上で、そのまま安全に根管内を封鎖するという選択をすることもあるのです。
破折が起こる主な原因は、根管の強い湾曲や器具の金属疲労、過度な負荷、事前の根管拡大不足などです。
ただ、折れた直後に痛みや違和感が出ることはほとんどありません。
治療後しばらく経ってから、別の定期検診などのレントゲン検査で偶然見つかるケースが大半を占めています。
破損ファイルは除去が必要?
破折ファイルは、必ずしもすべてのケースで取り除く必要はなく、あえて除去はせず経過観察することもあります。
除去が必要と判断されるのは、ファイルの先が細菌に感染し、歯の根の先端に炎症(病巣)が起きている場合などです。
その場合は、主にマイクロスコープと超音波チップを使用し、ファイル周囲の歯質を削る量を最小限に抑えながら、微細な振動によって安全に取り出します。
一方、除去せずに残しておいても問題がないのは、歯の根の先端に感染が見られない場合や、強引な摘出によって歯が破折するリスクが高いケースです。
実は、適切な根管治療さえ行われていれば、ファイルがそのまま残っていても、除去に成功した場合と将来的な歯の寿命は変わらないと言われています。
破折ファイルが起きた際はレントゲンで状態を確認し、専門医から除去のリスクとメリットについて説明を受けることになるでしょう。
治療の選択肢は主に2つあり、マイクロスコープによる除去か、残したままでの根管充填かを選択して治療を進める流れとなります。
ファイルの破折は不可抗力による偶発的な事故であり、必ずしも歯科医師の技術的な落ち度とはいえないケースがほとんどです。
大切なのは発生後の対応で、どのような適切な処置を講じるかが歯を残せるかどうかの重要な分岐点となります。
まとめ
根管治療中に器具(ファイル)が折れて残ることがありますが、除去が必須となるわけではありません。
破折は金属疲労や根の湾曲などが主因で起こり、レントゲン検査で偶然見つかることが多いトラブルです。
無理な除去は歯を傷つけるリスクがあるため、状態によってはしっかり消毒してそのまま封鎖することもあります。
除去する際は、マイクロスコープと超音波チップを使用し、歯質を傷めないよう微細な振動で安全に取り出します。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。