【町田の歯医者(矯正歯科)】歯の神経を抜くと歯茎に痛みが出るケースを解説します
- 2024年6月15日
- 虫歯治療
虫歯は、歯の表面から内側へと感染が進んでいきます。
歯の表面には神経がないものの、歯の中心部には神経が含まれる歯髄という組織があり、歯髄まで感染が進んだ場合には、歯髄を除去して神経を抜かなくてはなりません。
しかし、神経を抜くと歯茎に痛みが出ることがあります。
歯茎が痛む原因について、解説します。
抜髄が必要なケース
虫歯とは、虫歯の原因となる細菌が増殖し、歯を溶かす病気です。
細菌が増殖する原因には、歯磨きをしたときの磨き残しや糖質、歯垢や歯石などがあり、口内を清潔に保たなければ虫歯になってしまいます。
虫歯になったからといって歯をすぐに抜くことはなく、通常は虫歯に感染している部分を削って除去することで治療します。
歯を抜くのは、歯が全体的に虫歯の原因菌に感染してしまい、手の施しようがなくなったときです。
歯の構造は外側にエナメル質があり、内側に象牙質、さらに内側に歯髄という3層に分かれていて、中心部の歯髄には神経や血管が含まれています。
エナメル質や象牙質に感染した場合には、感染した部分を削ることで治療が可能です。
しかし、歯髄にも感染した場合には削ることができないため、歯髄そのものを抜かなければなりません。
歯茎が痛む原因は?
一般的な治療方法では、歯髄を残さず除去する抜髄という方法で、感染した部分を除去します。
実は、抜髄をした後しばらくすると、歯茎が痛んだり腫れたりすることがあるのです。
歯茎に痛みや腫れが生じるのは、抜髄をした後の空間に細菌が侵入して感染し、歯茎まで細菌が到達してしまうことが原因です。
歯茎に感染すると、再度治療が必要となります。
しかし、歯茎に細菌が感染した場合は、歯に感染しているときよりも大掛かりな治療が必要です。
歯茎に細菌が感染する歯周病の治療と似た部分が多いでしょう。
場合によっては、歯茎を切開して内部を消毒することになるかもしれません。
また、治療には長い時間がかかるでしょう。
歯茎の内部に膿が溜まって悪臭の原因になるなど、抜髄にはデメリットが多いのです。
まとめ
虫歯は、歯に虫歯の原因菌である細菌が感染することでかかる病気です。
歯の表面部分のエナメル質や内側の象牙質に感染した場合は、感染部分を削って除去できますが、中心部の歯髄に感染した場合は、歯髄を除去する抜髄という治療を行います。
抜髄をした後、歯の内側にできた空間に細菌が感染し、歯茎まで感染が進み、歯茎に痛みや腫れが生じることもあります。
歯茎の内側の治療は難しいため、注意が必要です。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。