人の第一印象に大きく影響するのが笑顔です。

笑顔になったときに歯が汚いと与える印象は悪くなりますが、白ければ好印象を与えやすいでしょう。

歯の美しさの基準は人によって異なるものの、好印象を与えにくい色に歯が変色することもあります。

変色歯になるのは何が原因なのか、解説します。

先天的な変色歯の原因

歯の変色は、生活習慣などが原因だと思われがちですが、実は先天的なものが原因というケースもあります。

先天的な原因の1つが、エナメル形成不全です。

歯の外側にあるエナメル質が正常に形成されない病気で、歯の色は黄色や茶色等になります。

また、虫歯予防に高い効果を示すフッ素も、歯を変色させることがあります。

歯が成長している途中に摂取し過ぎると、まだら模様がついてしまうことがあるのです。

さらに、抗菌薬の1つであるテトラサイクリンも先天的な歯の変色を引き起こします。

使用によって歯に着色される可能性があるため、子どもや妊婦への投与は禁止されています。

禁止される前に投与された人のうち、妊婦だった人は、本人はもとより、胎児の歯がグレーや縞模様などの変色歯になることがあるのです。

後天的な変色歯の原因

変色歯になる後天的な原因には色々なものがあります。

まず挙げられるのは、虫歯によって変色歯になってしまったというケースです。

虫歯になって歯が溶かされると色も変化します。

最初は白が濃くなりますが、徐々に茶色くなり、最終的には黒ずんでしまうのです。

また、歯を強くぶつけたときも変色することがあります。

原因は歯の内側で内出血することで、この場合は、歯の色が赤く変色してしまうのです。

内出血が起こらなくても歯の神経がダメージを受けると、数か月が経過してから歯が暗灰色になってしまうこともあります。

さらに、歯の神経が虫歯の原因菌に感染することで、変色することもあります。

神経が死んでしまい、歯が黒ずむのです。

ほかに、食べ物が変色を引き起こすこともあります。

色素が濃いコーヒーやワイン、カレー、お茶などの飲食物によって、歯に着色汚れがつくことが原因です。

歯石が付着している歯の場合、歯石に色がつくと歯が変色したように見えることもあります。

加えて、加齢も歯の変色の原因となります。

年齢を重ねるとともに、歯の表面のエナメル質が薄くなったり、歯の内側の象牙質の色が濃くなったりして、歯が黄ばんでしまうことは少なくありません。

金属製の被せものや詰めものを装着していると、金属イオンが溶け出すことで歯が黒くなってしまうこともあります。

まとめ

いつの間にか、歯が変色していることがあります。

黄色や茶色になることもあれば灰色や濃い白になることもあります。

さらには、縞模様になることもあるでしょう。

変色歯になる原因はいくつのケースが考えられますが、特に多いのが色の濃い飲食物によって歯に着色汚れが付着したケースです。

また、加齢によって歯が黄ばんで見えたり、歯に装着した金属性の被せものなどが溶け出して黒くなったりすることもあります。

当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。

抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。

町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。