【町田の歯医者さん】歯科衛生士の仕事②歯周組織検査は具体的に何をする?
- 2023年5月20日
- 歯科衛生士
歯科医院の診察で、歯科衛生士が担当する仕事は相対的歯科医行為に分類されるもので、具体的な医行為は数多くあります。
担当する医行為の1つに歯周組織検査があるのですが、歯周組織検査と言うのは具体的にどのようなことを行うのでしょうか?
歯周組織検査について、解説します。
歯周組織検査とは?
歯科において、虫歯と並んで特に多い病気が歯周病です。
静かな病気とも呼ばれる歯周病は、初期段階では自覚症状もないため気が付くことができず、気が付いたころには重症化していることも珍しくありません。
歯科を受診したとき、歯周病ではないか、歯周病の場合はどのくらい進行しているのかを調べるためにはいくつかの方法があります。
歯周組織検査も、歯周病を調べる方法の1つです。
歯周組織検査は、直接歯肉を見て、触ってみて調べる検査方法です。
歯周病の検査としては、エックス線検査と並んで重要とされています。
歯周組織検査では、歯周ポケットの深さや測定時の出血、歯の動揺度、歯垢の付着度などを見ていきます。
歯周ポケットの深さは、プローブという器具を挿入して測定します。
測定時は、内側をごく軽い力で触り、状態を確認していきます。
深さや出血の状態から、歯周病の進行度合いを判別できるのです。
正常な歯茎であれば、歯周ポケットは1~2mmほどです。
しかし、歯肉炎になっていると深さは2~3mmほどになります。
軽度歯周病の場合は、3~4mmになります。
深さが6mm以上になると、重度歯周病になっています。
末期になると、歯が自然と抜けてしまうのです。
歯周病は、日本人の成人のうち8割がかかっているといわれるため、決して他人ごとではありません。
プラークコントロールの重要性
歯周組織検査では、歯に付着している歯垢も確認します。
歯垢(プラーク)を取り除くことを、プラークコントロールといいます。
歯周病を治療する際は、プラークコントロールが90%を占めていると言われています。
歯垢は、歯周病の主な原因です。
歯垢の中で歯周病菌が増えることで、歯周病が発症して症状が進行していきます。
プラークコントロールが完璧にできていれば、治療はほとんど終了したといえるのです。
まとめ
歯科衛生士が行う仕事の1つに、歯周組織検査があります。
歯周組織検査は、日本人の成人の8割がかかっているといわれる歯周病にかかっているか、どのくらい進行しているかを直接歯肉に触って調べる検査です。
歯周ポケットの深さや出血の有無、歯垢の付着度などを調べることで、歯周病について知ることができるのです。
歯周病は、歯垢を除去するプラークコントロールが治療の大部分を占めています。
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抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。