【町田の歯医者さん】歯科衛生士とは??
歯科医院で治療を受ける時、歯科医院には「歯科医師」の他に「歯科衛生士」と「歯科助手」がいます。
歯科医院と普通の病院を同じように考えると、歯科衛生士は病院における看護師と同じなのではないかと思うかもしれません。
しかし、歯科衛生士と看護師は本当に同じなのでしょうか?
今回は、歯科衛生士とは何か解説します。
歯科衛生士とは?
歯科医院では、治療の高度化と複雑化を受けて、業務を分業して行っています。具体的には歯科医師にしか出来ないことは歯科医師が、それ以外の業務で歯科医師と衛生士にしか出来ない業務を衛生士が、最後に残った業務を歯科助手が担当しているという具合です。
例えば、治療の道具の準備をするのは歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の誰でも、器具の扱いの最低限を理解していれば行う事ができます。
一方患者さんの歯周病予防処置、例えばお口の中の汚れや歯石をとる歯周病の治療は歯科医師と歯科衛生士にしかできません。
歯科衛生士は歯科助手のように思われがちですが、実は施術を行うこともある医療の専門職です。
全国で約13万人が歯科衛生士として働いていて、その99.8%が女性です。
男性の歯科衛生士を見たことがある人は、極めて少ないのではないでしょうか。
実は、2002年に改正される前の歯科衛生士法の第2条第1項では、歯科衛生士の定義の中に「歯牙及び口腔の予防処置として次に掲げる行為を行うことを業とする女子をいう」との一文がありました。
ゆえに、歯科衛生士の男性は非常に少ないのです。
歯科衛生士自体は1948年に誕生しました。
歯科診療補助ができるようになったのは1955年からです。
1992年には国家資格となり、2014年に定義内の一文が「女性」から「者」へと変更されたことで、男性の歯科衛生士もごくわずかではありますが、誕生しています。
また、歯科衛生士が予防処置を行う時は、歯科医師が直接指導しなくてはならなかったのですが指導も不要となり、院内に歯科医師がおり間接的に指示ができる状況であれば患者を任せてよいこととなっております。アメリカやヨーロッパでは、更に多くの治療業務を衛生士に任せており、日本でもこの傾向は追従していくものと考えられています。
歯科衛生士と似た立場の職業として、歯科助手が挙げられます。
ただし、歯科助手は特に資格は必要ありません。
その分、歯科助手は予防処置や診療補助は行うことが出来ないため、会計やレセプト業務のような事務の仕事と、機器の消毒やバキュームなどの簡単な診療補助を行っています。
歯科衛生士になるにはどうしたらいい?
歯科衛生士になるには、歯科衛生士国家試験を受験して合格し、免許を取得する必要があります。
ただし、試験はだれでも受けられるわけではありません。
試験を受けるためには、4年制の大学で口腔保健学科や歯科衛生学科などで学ぶか、3年制の短大や専門学校を実習も含めた所定の課程を修了したうえで卒業する必要があります。
2004年には修業年限が3年と定められたため、最低でも3年は専門の学校で学ぶ必要があるのです。
試験を受けるための条件がある代わりに、合格率は95%前後と国家資格の中でも特に高い水準となっています。
試験は年1回、毎年3月に実施しています。
歯科医衛生士は独立資格の一つのため、キャリアアップも実に多彩で、別の機会にご紹介致します。
まとめ
歯科衛生士は、歯科医師の診療の補助を行い、施術のうちのいくつかを行うこともあります。
歯科衛生士になるには国家資格が必要であり、資格の受験をするためには専門の課程を学ぶことができる大学や短大、専門学校を卒業することが条件です。
資格を受験する人は、学ぶ過程で行われる実習もしっかりと行いましょう。
歯科助手は、歯科衛生士よりもできることが少ないのですが、資格は必要ありません。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。