【町田の歯医者】銀歯の治療~チタン合金の特徴~
- 2024年1月20日
- 虫歯治療
虫歯の治療をした際、削った歯を埋めるためにクラウンやインレーなどの補綴物を使用しますが、基本的に保険診療では銀歯といわれる金属製の補綴物を装着します。
銀歯の素材にはいくつかの種類があり、最近チタン合金が保険認可されました。
チタン合金にはどのような特徴があるのか、解説します。
チタン合金とは?
銀歯の素材として使われるのは一般的に金銀パラジウム合金という金属ですが、銀合金が使われることもあります。
近年では、保険治療としてチタン合金も認可されています。
チタン合金とは、どのような素材でしょうか?
チタンは、インプラント体の素材としても用いられている金属であり、生体親和性が高いことが最大の特徴です。
金属アレルギーが出にくく、なじみやすい素材です。
チタン合金は約90%がチタンであり、残りの10%はパラジウムやアルミニウム、ニッケルなどとなっています。
ほとんどがチタンで構成されているため、チタンの特性が前面に出ていることがチタン合金の特徴です。
保険適用が認められたのは純チタンのクラウンで、適用されるのは、金属アレルギーがある患者の大臼歯の虫歯治療や歯髄疾患、破折、クラウンの破損などです。
対応しているケースが限られているため、注意しましょう。
チタン合金のメリットとデメリット
チタン合金は金属アレルギーを起こしにくい金属であることに加え、強度が高いというメリットもあります。
薄くても十分な強度があるため、歯を削る量を最小限にできる点もメリットです。
金属としては軽量なので、着けていても違和感は少ないでしょう。
また、作成する際に保持孔を着けて外れにくくできるため、長く使うことが可能です。
一方、チタン合金は他の素材と比べて加工が難しいため、クラウンなどを作成した際に形状が一致しないこともあります。
隙間があると虫歯が再発する原因になるため、精度が非常に重要です。
また、加工できる技工所がごく一部に限られているため、取り扱いのない歯科医院もあります。
専用の加工機器も必要で、機器の性能によって精度に大きな差が出てしまうこともあるため、事前によく相談してください。
まとめ
チタン合金は、銀歯に使用される素材の中でも特に強度面において優れていて、奥歯の治療でも安心して使用できます。
また、近年では純チタンのクラウンが特定のケースに限り保険適用されるようになりました。
ただし、加工が非常に難しく、高い精度で加工でき、加工のための機器も十分にそろっている歯科技工士が必要となります。
ゆえに、取り扱いのない歯科医院もあるため、注意してください。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。