【町田の歯医者】酸蝕症とは??
- 2024年8月26日
- 虫歯治療
歯の病気といえば、まず思い浮かぶのが虫歯、次いで歯周病でしょう。
しかし、近年残存歯が増えていることに伴い、酸蝕症という病気の報告も増えています。
酸蝕症とは、酸によって歯が溶けてしまう病気であり、現在では日本人の約4分の1が酸蝕症だといわれています。
酸蝕症がどのような病気なのか解説します。
酸蝕症とは?
酸蝕症とは、酸性の食べ物や飲み物に長く触れていることで、歯が溶けてしまう病気のことです。
歯はアルカリ性や中性であれば問題ないのですが、酸には弱いためpH5.5以下になるとカルシウムやリンが溶けだし、脱灰が起こってしまいます。
脱灰が進むと歯の表面のエナメル質が溶けてしまい、内側にある象牙質がむき出しになってどんどんすり減っていくのです。
歯が酸によって溶けることを酸蝕といい、酸蝕によって歯が病的にダメージを受けることを酸蝕症といいます。
酸蝕症にかかってしまうと、知覚過敏が起こり歯も全体的に丸みを帯びるようになります。
また、エナメル質が濁ったり象牙質が透けて見えたりするでしょう。
酸蝕症の予防方法
酸蝕症は4人に1人の日本人がかかっているといわれていて、虫歯や歯周病に続く第三の歯の病気とされています。
酸蝕症を防ぐには、酸性のものを食べたり飲んだりした後、水で口をゆすぐことが有効です。
口内の酸をすぐに洗い流すことで、歯が溶けるのを防止できますが、気を付けたいのが歯磨きをしてはいけないという点です。
酸によって歯の表面のエナメル質が柔らかくなっているため、歯ブラシでこするのは避けましょう。
また、酸性の飲食物をゆっくり摂取していると、摂取している途中で歯が溶け始めてしまうため、時間をかけず素早く摂取してください。
口内が酸性に傾いた時は、唾液の働きによって中性に戻りますが、就寝中は唾液があまり分泌されないため、中性に戻りにくくなります。
特に、いびきをかいていると口内が乾燥しやすいため、寝る前は酸性のものを摂取しないよう気を付けましょう。
まとめ
酸蝕症は、近年増えてきている歯の病気で、虫歯と歯周病に次いで多い第三の病気ともいわれています。
酸によって歯が溶けることを酸蝕といい、歯が病的にダメージを受けた状態を酸蝕症というのです。
酸蝕症は、日本人の4人に1人がかかっているといわれています。
酸性のものを食べたり飲んだりした後はすぐにうがいをする、就寝中は唾液の分泌が少ないため、寝る前は酸性のものを避ける、などの予防をしましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。