虫歯の治療を歯科医院で受けるとき、ほとんどの場合は治療を1回では終えず、何回か通って治療を行います。

何回かに分けて治療をするのはなぜなのか、疑問に思う人もいるのではないでしょうか？

虫歯を一気に治療できない理由とは何か、解説します。

なぜ分けて治療をする必要があるのか

風邪などを引いて病院を受診したときは、診察を受けて薬をもらいます。

薬を飲むうちに治れば、もう受診する必要はありません。

しかし、歯科医院で行っている治療は薬を飲んで終わるというものがほとんどなく、歯を削ることをはじめ、口内へさまざまな処置を行います。

歯を削ったときは、削った場所を塞ぐための被せものや詰めものなどを装着しなければなりません。

そのため、歯型を採取して作製し、装着するという3段階の治療が必要です。

歯科医院の治療は一気に進めるのが難しく、手間もかかり経過観察も必要になるため、段階的に治療を進めなければいけません。

また、複数の歯の虫歯治療が必要であれば、噛み合わせがどう変化するかなども考慮して治療しなければならないため、一気にすべて治療することが困難です。

一度に治療するのが難しい背景には、保険診療で決められているルールもあり、すべての治療を一度に行うのは禁止されています。

歯石を除去するときも、経過観察をする必要があり複数回に分けなくてはなりません。

そのため、歯科医が治療を複数回に分けたくてそうしているわけではないのです。

保険診療で歯石取りをする場合には、歯茎の上の見える歯石を除去して変化を検査し、問題があれば歯茎の中の歯石を除去すると定められています。

何回も通うのが難しい場合は？

近くにある歯科医院が平日日中しか開いておらず、仕事が忙しくて通うのが難しいという人もいるでしょう。

しかし、治療の途中で予定よりも長く放置してしまうと、治療中の歯の状態が悪化する可能性があります。

場合によっては、治療を始める前よりも悪い状態になるかもしれません。

虫歯は自然と治ることがないため、治療の途中で通うのをやめている場合には、なるべく早く再開した方がいいでしょう。

ただし、一部のクリニックでは短期集中治療を実施しています。

どうしても通う回数を減らしたい場合は短期集中治療が可能なクリニックを探してみてください。

まとめ

歯科医院で行う治療は、ほとんどの場合で複数回に分けて治療を行うため、何回も通う必要があります。

虫歯の治療は複雑なものも多く、被せ物などを作製する治療も多いため、どうしても一度で治療を終わらせるのは難しいのです。

保険診療のルールで一度にすべての治療ができないことも多いのですが、クリニックによっては短期集中治療を行っているところもあります。

当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。

抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。

町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。