【町田の歯医者】虫歯と蓄膿症の関係
- 2025年1月22日
- 虫歯治療
虫歯になる原因はさまざまですが、蓄膿症が虫歯と関係があることをご存じでしょうか?
虫歯は口内で起こる病気ですが、口と鼻はつながっているため、鼻の病気は口内の病気と密接な関係があるのです。
虫歯と蓄膿症の関係について解説します。
蓄膿症とは?
鼻の中には鼻腔と副鼻腔があります。
鼻腔とは鼻の中央に沿った部分で、副鼻腔はおでこや鼻の横、頬の上などにある部分です。
副鼻腔には空気が入っていて、表面の薄い粘膜から粘液を出しており、小さな線毛というたくさんの毛が粘液を鼻腔へと押し出しています。
蓄膿症は、風邪のウイルスやアレルギー、細菌などが原因となり、副鼻腔の表面の粘膜が炎症を起こした状態のことです。
鼻の中で炎症が起こった場合には、どろどろとした鼻水が出てきたり、鼻の粘膜が腫れたりします。
鼻水や腫れによって副鼻腔と鼻腔をつなぐ穴が塞がってしまうと、副鼻腔からの出口がなくなり、異物や分泌物を排泄できず中に溜まってしまうのです。
蓄膿症は、副鼻腔が炎症を起こして膿のような分泌物が溜まることから、副鼻腔炎とも呼ばれています。
副鼻腔炎には、発症してから4週間以内に治まる急性副鼻腔炎と、発症から3カ月以上続く慢性副鼻腔炎があり、特に最近は慢性副鼻腔炎が増えているのです。
虫歯と蓄膿症の関係は?
蓄膿症は鼻炎が悪化して発症することが多いのですが、中には虫歯が原因となり、上顎洞という副鼻炎に細菌が感染し、発症することもあります。
虫歯が原因で発症する上顎洞炎のことを歯性上顎洞炎といい、治療するには耳鼻科ではなく歯科での治療が必要です。
虫歯や歯周病になると、歯だけではなく歯茎にも感染して炎症が起こりますが、炎症が上顎洞まで広がることがあります。
特に、奥歯は副鼻腔のすぐ近くにあるため、奥歯が虫歯になったときには上顎洞も炎症を起こすことが多いのです。
治療するためにはまず虫歯を治療する必要があるため、蓄膿症と共に虫歯の治療などが必要となります。
まとめ
副鼻腔に炎症が起こることで発症する蓄膿症は、鼻の中で炎症が起こって悪化することで発症するケースもありますが、虫歯が原因となって発症することもあります。
虫歯や歯周病で口内に炎症が起こると、炎症が副鼻腔の1つである上顎洞へと広がり、歯性上顎洞炎になることもあるのです。
歯性上顎洞炎の治療は、耳鼻科ではなく歯科医院で原因となる虫歯や歯周病を治療する必要があります。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。