【町田の歯医者】歯茎のトラブルである歯周病と歯槽膿漏の違いを解説します
- 2024年2月7日
- 歯周病治療
歯周病は口腔内のトラブルとしてメジャーな病気ですが、ほかにトラブルとして知られているのが、歯槽膿漏という病気です。
歯周病と歯槽膿漏はどちらも歯茎に関する病気であり、歯を失う原因になるものです。
よく似ているように思える歯周病と歯槽膿漏は、何が違うのでしょうか?
歯周病と歯槽膿漏の違いについて、解説します。
歯周病とは?
歯周病は、歯を支えている歯周組織に歯周炎という炎症が起こっています。
歯周炎になる前に歯肉炎が起こり、歯肉炎が悪化すると歯周炎になるのです。
歯肉炎の状態では歯周ポケットの深さも正常な範囲で、歯茎の腫れや出血が見られます。
歯肉炎の段階であれば、歯を支えている歯槽骨という骨には問題がありません。
丁寧にブラッシングをして、歯科医院でクリーニングを受けて歯周ポケットにも汚れが溜まらないようにしていれば、改善されます。
しかし、歯肉炎を治療せずに放置しているとやがて悪化し、歯周炎になります。
歯周炎は軽度、中度、重度の3つの段階に分けられることが特徴です。
軽度の場合は、歯茎の腫れと出血に加えて歯周ポケットが深くなります。
中度になると、歯周ポケットが深みを増して口臭が悪化します。
また、中度の状態になると、歯茎が下がって歯が長く見えるなど見た目にもわかるようになるでしょう。
重度になると症状がさらに悪化し、歯槽骨が吸収されてしまいます。
その結果、歯がぐらつくようになり、膿が溜まることで口臭がいっそう悪化するのです。
歯槽膿漏とは?
歯槽膿漏は、歯槽骨に溜まっている膿が漏れる状態のことをいいます。
独自の病気のことを指すのではなく、歯周病が重度になった状態のことを歯槽膿漏と呼んでいるのです。
歯槽膿漏の段階になると、歯を失ってしまいます。
この状態になると、歯を残すという選択はかなり難しいでしょう。
歯周病の原因となる歯石を除去したり、歯茎を切開して中の歯石まで除去したりといった処置をしても、手遅れです。
さらに、歯周病の原因となる菌が血管内から体内へと入り込んでしまい、他の病気を引き起こす恐れもあります。
歯周病から全身の疾患になるのを避けるためには、なるべく早い段階でしっかりと治療しておくことが大切です。
歯周病は放っておけば治る病気ではなく、きちんと治療しなければ悪化します。
まとめ
昔は歯槽膿漏という言葉が知られていましたが、今はその前段階も含めて歯周病という言葉が広まっています。
歯槽膿漏は歯周病の末期とも言える段階を指し、そこまで進行すると治療するのは困難となるため、その前の段階である歯周炎や歯肉炎の時点でしっかりと治療しましょう。
また、治療が終わった後も、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが大切です。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。