【町田の歯医者】歯肉退縮とは??
- 2024年8月25日
- 口腔外科
口内の病気には虫歯や歯周病をはじめさまざまな種類がありますが、中でも自覚しにくい病気に歯肉退縮があります。
歯肉退縮は、歯肉が通常より縮んでしまい、本来なら歯肉に隠れている歯根面が露出してしまう病気です。
歯肉退縮の原因や、具体的にどのような症状が起こるのかを解説します。
歯肉退縮とは?
歯肉退縮とは、歯の根元に近い歯根面が露出してしまう病気です。
露出した歯根面は虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯肉退縮の原因としてまず考えられるのが、歯周炎や歯周病です。
これらの病気になると、歯周組織の歯茎がダメージを受けて縮んでしまうことがあるのです。
また、ブラッシングの方法に間違いがあったり、ブラッシングが強すぎると、歯や歯茎などに負担がかかり、歯肉退縮が起こります。
歯ぎしりや食いしばりなどがある場合も、歯茎にダメージを与えてしまうため、歯肉退縮の原因になってしまうでしょう。
成人矯正を受けた時、歯肉の代謝が衰えていると歯肉退縮が起こる可能性が高くなりますが、高齢になるとリスクはさらに大きくなってしまいます。
どのような症状が出る?
実際に歯肉退縮が起こってしまうと、口内ではどのような症状が出るのでしょうか?
まず、一部の歯だけ根元まで見えていると、歯が長く見えてしまうため、審美性が劣るようになります。
また、歯根部はエナメル質が薄く、中心部の神経までの距離が近いため、知覚過敏の症状が生じるでしょう。
歯肉が退縮することで、歯と歯茎との間に隙間ができて内部に食ベカスなどが溜まってしまうこともあるため、注意が必要です。
歯根面は知覚過敏だけではなく、虫歯にもなりやすいうえに進行も早いため、定期的に検診を受けて、虫歯を早急に防ぐ必要があります。
歯肉退縮によって歯肉が通常より少なくなっているため、歯が支えを失い、ぐらつく可能性も高まるでしょう。
まとめ
歯茎が縮んでしまうことで、歯の根元の歯根面が露出する歯肉退縮という病気は、あまり気にならないという人もいるかもしれません。
しかし、放置しておくと虫歯になるリスクも高いため、きちんと治療する必要があります。
歯肉退縮が起こると、歯根が露出したことで知覚過敏が起こり、歯と歯茎の間には隙間ができて食べ物のカスが入り込んでしまうこともあります。
歯肉退縮が起こったら、なるべく早く歯科医院に行きましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。