【町田の歯医者】歯石の種類について
- 2025年5月20日
- 歯科コラム
歯に汚れが付着していると、細菌によって歯垢が生み出されます。
歯垢を放置していると除去しづらい歯石に変化してしまうため、放置は禁物です。
やっかいな歯石ですが、実はすべて同じというわけではありません。
実は付着している所によって2つの種類があるのをご存じでしょうか?
歯石の種類による違いについて、解説します。
歯石の種類は?
歯に付着した歯垢を除去せず放置していると固まって歯石に変わってしまいます。
この歯石には、実は2種類あります。
一般的に歯石としてイメージされる白い歯石は、歯垢と唾液に含まれるカルシウムが結合することでできるものです。
付着するのは、歯茎より上の歯となります。
白い歯石を放置した場合、だんだん硬くなっていきます。
それでも付着した状態を放置すると、歯肉炎になってしまうのです。
もう1つの歯石は、歯周ポケットの中にできることがある黒い歯石です。
酸素が苦手な歯周病菌が住み着いています。
歯周病になって炎症が起こることで出血し、血液が混じることで歯石が黒くなっているのです。
黒い歯石は歯茎の内部で歯根にしっかりとこびりつき、除去が難しいのが特徴といえます。
黒い歯石がある場合は注意!
前述したとおり、色の違いにかかわらず、歯石を放置するのは禁物です。
特に、黒い歯石がある場合は注意が必要となります。
黒い歯石があるのは、歯茎が腫れて出血していることが原因です。
したがって、歯周病が進行している可能性が高いと考えられます。
放置していると歯周ポケットがだんだんと深くなっていき、歯周病もさらに悪化していきます。
やがて、顎の骨が溶けて歯を失う原因になってしまうかもしれません。
また、歯周ポケットの中にいる歯周病菌が増殖すると口臭が悪化してしまうため、周囲の人に不快な思いをさせている恐れがあります。
歯石の付着を予防するには、毎日しっかりと歯を磨いたうえで、プロによるクリーニングを受けることが重要です。
毎日しっかりとケアをして歯垢を落とすことで歯石が付着するのを防ぎ、歯科医院にも通って定期的に歯石を除去してもらいましょう。
まとめ
歯石には白い歯石と黒い歯石があります。
一般的には歯茎より上に付着する白い歯石を目にすることが多いでしょう。
どちらの歯石も、歯に付着した歯垢が唾液に含まれるカルシウムと結合することで歯石になりますが、黒い歯石は歯茎から出血した血液も一緒に結合しています。
黒い歯石が付着している場合は歯周病が進行している可能性が高いため、放置せず歯科医院を受診してください。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。