【町田の歯医者】歯槽膿漏・歯肉炎とは?
- 2025年1月18日
- 歯周病治療
歯を失う原因として最も多いのは歯周病ですが、歯周病と似た病気として歯槽膿漏や歯肉炎があります。
病名を聞いたことがあっても歯周病との違いについては詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?
歯槽膿漏や歯肉炎がどのような病気なのか解説します。
歯槽膿漏とは?
かつて歯磨き粉のCMで見聞きした歯槽膿漏とは、具体的にはどのような病気なのでしょうか?
歯槽膿漏とは、歯茎が炎症を起こして中に膿が溜まり、流れ出している状態のことをいいます。
ただし、独自の病気ではありません。
歯周病と症状が似ているように思う人もいるでしょう。
実は、歯周病が重度になった状態のことを歯槽膿漏というのです。
歯周病の中でも、特に末期まで進行している状態のことを指し、いつ歯を失ってもおかしくない段階となります。
歯を残すという選択はかなり難しく、歯の表面や根元に付着している歯石を歯茎の切開までして除去したとしても、手遅れとなることが多いでしょう。
さらに、歯周病の原因となる菌が血管内から体内へと入り込み、他の病気の原因にもなってしまいます。
歯肉炎とは?
歯肉炎は、歯周病の初期症状のことを指します。
ほとんどの場合は痛みがなく、なかなか気付かないでしょう。
歯肉炎になった場合の症状としてまず挙げられるのは、歯茎の腫れです。
しかし、一時的に腫れているのか慢性的な腫れなのかは、素人目には判断できません。
歯肉とは歯の周囲にある歯茎のことです。
歯茎に細菌が侵入して炎症を起こすと、腫れてしまいます。
健康な歯肉はピンク色ですが、歯肉炎になって腫れると真っ赤になり、非常に目立ちます。
歯茎で炎症が起こると、歯を支える歯槽骨や歯根膜などの歯周組織が破壊されてしまうでしょう。
破壊された歯周組織から出血するようになりますが、この段階になると、歯肉炎はかなり進行しているといえます。
歯肉炎の段階では完治しやすいものの、放置していると次第に重症化するため、しっかりと治療しましょう。
まとめ
歯周病と似たような症状の病気として、歯槽膿漏や歯肉炎という病名を見たり聞いたりしたことがある人は多いでしょう。
この2つは両方とも歯周病に含まれます。
歯槽膿漏は歯周病が悪化して歯が抜ける恐れのある状態になったものです。
歯槽骨に溜まった膿が流れ出している状態で、完治はかなり難しいでしょう。
一方、歯肉炎は歯周病の初期症状であり、歯茎が腫れて赤くなっているものの、比較的完治しやすい段階であるため、早めに治療を受けることが大切です。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。