【町田の歯医者】歯根嚢胞について解説します
- 2025年8月4日
- 歯科コラム
口内にできる病変には嚢胞という袋状の病変もあるのですが、嚢胞には様々な種類があり、主にできるのが歯根嚢胞というものです。
歯肉に白いできものができている場合に歯根嚢胞ができていることが多いのですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか?
歯根嚢胞というのはどのようなものか、解説します。
歯根嚢胞とは?
歯の根の先にできる袋状の病変のことを歯根嚢胞といい、袋状になった嚢胞の中に膿が溜まっている状態を指します。
虫歯や外傷によって歯の神経が死んでしまい、根の先に細菌感染が広がることが原因で発生します。
初期は無症状であることが多いのですが、進行すると歯茎の腫れや痛み、違和感、噛み合わせの悪化などが現れることがあるでしょう。
歯根嚢胞は主に、虫歯や外傷によって歯の神経が死んでしまい、根の先に細菌感染が広がることが原因で発生します。
悪化してしまうと化膿して激しい痛みや発熱を伴うことがあり、レントゲンでは根の先端に黒い影として現れることがあるのです。
治療はどのように行うのか
歯根嚢胞を治療する方法としてはまず根管治療があり、感染源である歯の根管を清掃・消毒して再感染を防ぎます。
また、歯根端切除術という根の先端部分を切除して嚢胞を取り除く手術を行うことで、治療することもあるでしょう。
感染がひどく歯を残すことが難しい場合は、抜歯をして根本的に治療することが必要になることもあります。
歯根嚢胞の注意点として、初期は無症状であることが多いため、定期的な歯科検診で早期発見することが重要です。
放置すると、隣接する歯に悪影響を与えたり、顎の骨にまで悪影響を及ぼしたりする可能性があるため、症状が現れた場合は早めに歯科医師に相談しましょう。
根管治療後の歯に発生することが多い病気ですが、稀に未治療の歯にも発生することがあるので注意が必要です。
また、嚢胞が大きくなると、副鼻腔に炎症が起こり蓄膿症を引き起こすこともあるため、なるべく早期治療をお勧めします。
まとめ
歯根の先に膿が溜まり、袋状の病変に包まれた状態になる歯根嚢胞という病気は、根の先に細菌感染が広がることで起こる病気です。
初期の段階では特に症状が表れないのですが、悪化して化膿すると発熱や激しい痛みが生じることもあります。
放置していると顎の骨を破壊したり隣接している歯にも影響を与えたりすることがあるため、症状が表れたときはなるべく早く歯科医院を受診した方が良いでしょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。