【町田の歯医者】歯周病に関して勘違いされることが多い点を解説します
- 2024年2月14日
- 歯周病治療
歯周病は、日本人の8割が一生のうちに一度は罹患、もしくは予備軍になるといわれているため、非常に身近な病気といえるでしょう。
しかし、歯周病についてさまざまな勘違いをしている人も少なくありません。
歯周病に関する勘違いとは、具体的にどのようなことでしょうか?
勘違いされることが多い点について解説します。
うがい薬・洗口液に対する誤解
オーラルケアのグッズの代表的なものに、口内を殺菌するうがい薬や洗口液などがあります。
「歯周病菌は細菌なので、殺菌作用があるグッズを使用することで治療できる」と考える人もいるでしょう。
しかし、歯周病は殺菌作用のあるオーラルケアグッズでは治療できません。
うがい薬や洗口液が効果を発揮するのは歯や粘膜の表面だけです。
歯周病菌は口内にあるプラークや歯石の中に潜んでいるため、殺菌作用が届きません。
歯周病菌はどんどんと増殖していくので、表面だけを洗い流しても無意味です。
根本的に解決するには、プラークや歯石を除去する必要があります。
プラークや歯石は物理的なアプローチをしなければ除去できないので、単に洗い流すだけでは効果がありません。
また、アルコールによる殺菌でも同様です。
アルコールが含まれているマウスウォッシュなどを使用しても、歯周病が治ることはないので注意してください。
歯磨き粉や薬品に対する誤解
薬用歯磨き粉の中には、「歯周病予防」と書かれているものがあります。
確かに予防にはなりますが、すでに歯周病になっている場合は薬用歯磨き粉を使用しても治療できません。
なぜなら、薬用歯磨き粉を使用して歯を磨くだけでは、歯周病の原因となるプラークや歯石を除去できないからです。
歯磨きによる除去はできないため、プラークや歯石が増えないよう歯磨きの方法をチェックした方が有効です。
また、塗り薬などで治療できると信じる人もいます。
塗り薬の中に殺菌作用や消炎作用が含まれていれば、一時的に症状が落ち着くことはあるかもしれません。
しかし、プラークや歯石の中には効果がないため、根本的な治療は不可能です。
同じように、抗生物質で治ると思っている人もいますが、同様の理由から歯周病菌を除去できないため、完治させるのには無理があります。
抗生物質だけで治療するには、1日500錠飲む必要があるとも言われているため、非現実的です。
まとめ
歯周病は、一度かかるとなかなか完治できない病気であるため、不安になった人が色々なことを試すかもしれません。
しかし、実際に効果があるのは歯科医院での治療だけです。
うがい薬や抗生物質、塗り薬等で治るというのは誤解でしかありません。
薬用歯磨き粉などは予防効果があるので、普段から使用していると歯周病になる可能性を低くすることはできますが、かかった後の治療には役立たないので注意しましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。