【町田の歯医者】歯周再生療法とは??
- 2025年2月22日
- 歯周病治療
歯を失う原因の中でも特に多いのは歯周病です。
歯周病になると、歯茎に炎症を起こすことで歯を支えることができなくなり、歯が抜けてしまうのです。
歯周病を治療するためには歯周病菌を除去する必要がありますが、すでに破壊された歯周組織も再生させる必要があるでしょう。
歯周再生療法について、解説します。
歯周再生療法とは
歯を支えている歯茎や歯根膜、歯槽骨などの組織のことを歯周組織といいます。
歯周病になると破壊されて歯は支えを失ってしまうのです。
例え歯周病が完治しても、既に破壊された歯周組織は再生しないため、治療しなければ歯は抜け落ちてしまいます。
歯が抜け落ちないように歯周組織を再生するための治療方法が歯周再生療法です。
代表的な方法としてエムドゲインが挙げられます。
歯周再生療法の1種であるエムドゲインは、エムドゲイン・ゲルという薬剤を使用して治療します。
歯周病になって破壊された歯周組織に薬剤を塗布することで、歯周組織が再生していくのです。
使用される薬剤の主成分は、たんぱく質の一種であるエナメルマトリックスデリバティブといいます。
歯周再生療法はなぜ重要なのか
なぜ、歯周病治療においてはエムドゲインのような歯周再生療法が重要となるのでしょうか?
歯周組織が破壊されている状態で放置していると、どんどん破壊されている範囲が広がっていき、歯も広い範囲で抜けてしまいます。
エムドゲインで治療する際は、まず再生を促したい歯周組織があるところの歯茎を切開し、必要な範囲に広げていくことになるのです。
治療する場所の歯周組織を視認できるようにしたら、歯根部分に歯石やプラークが付いているのできれいに残さず汚れを落とし、治療を開始します。
歯根部をきれいにして、再生を促すためにエムドゲイン・ゲルを塗布したら、切開した部分を元の場所に戻すのです。
傷口を縫合して、エムドゲイン・ゲルを密封することで、内部で徐々に歯周組織が再生していきます。
密封してから再生されるまでにはおよそ半年から1年かかりますが、薬剤が歯肉と同化していき、歯槽骨を再生していくのです。
治療が終わるまでの間、再生がどのくらい進んだのかを、定期的に確認しなければなりません。
歯周組織は、ただ放置していても回復することはなく、時間が経つにつれて徐々に歯がぐらついてしまいます。
歯がぐらつくようになった場合は、エムドゲイン・ゲルのように再生するための治療が必要となります。
歯茎を切開する必要があるため、治療は時間がかかるように思えるかもしれませんが、実は再生するのに時間がかかるだけで、手術にかかるのは約1時間です。
まとめ
歯を失う原因として最も多いのが歯周病です。
歯周病になると歯を支える歯周組織が破壊されて歯を支えることができなくなります。
破壊された歯周組織を再生するには、歯周再生療法という治療を受ける必要があります。
歯周再生療法の中でも代表的なのが、エムドゲインです。
治療を進める中で、どのくらい再生されたのかを定期的に確認する必要があるため、効果を実感しながら治療を進めていきましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。