【町田の歯医者】学校の歯科検診で矯正が必要と言われたら、やらなくてはならない?
- 2024年7月13日
- 矯正治療
学校では、年に1回程度歯科検診を行っています。
子どもの歯科検診の結果が「矯正治療の必要がある」だった場合、一刻も早くかかりつけの歯科医院を受診しなくてはならない、と思ってしまう保護者も多いでしょう。
果たして、急いで受診する必要はあるのでしょうか?
歯科検診での結果について、解説します。
学校で行う歯科検診とは?
学校で行う歯科検診を含む定期健康診断は、文部科学省が定めた「学校保健安全計画」に基づいて毎年6月30日までに実施することが決まっています。
歯科検診で確認する主な項目は、以下の通りです。
虫歯の有無
歯列・咬合
顎関節
歯垢の状態
歯肉の状態
乳歯の有無
歯科検診の結果で、「歯列・咬合」の項目は以下の3段階で評価されます。
0:異常なし
1:要観察
2:要精検
「歯列・咬合・顎関節」の項目が「要精検」、つまり要精密検査だった場合は、不正咬合など歯並びが正常ではないという評価を受けていることになります。
急いで歯科医院を受診する必要はある?
子どもの歯科検診の結果が要精密検査だった場合、焦る保護者も多いでしょう。
どのような治療を受ければいいのか、今から治療すれば治るのか不安になり、急いで歯科医院を受診するため、予約する保護者も少なくありません。
実は、学校で行う歯科検診は目で見てわかる範囲の異常の有無をチェックして、評価しています。
レントゲンによる検査ができなかったり、検査で使用する器具が限られていたりするため、検診の精度は低いといえるでしょう。
そのため、歯科検診の結果が要精密検査であっても歯科医院での検査結果は異常が無かったり、逆のケースもあったりします。
学校の歯科検診の結果だけを信じて歯科矯正の治療を行うのではなく、まずは歯科医院で歯科検診を受けて、子どもの口内の状態を把握することから始めましょう。
歯科医院での歯科検診の結果、やはり不正咬合であると診断された場合は、できるだけ早く矯正治療を始めてください。
大人が矯正治療を行う場合は抜歯して治療する必要がありますが、子どもは歯が動きやすく適切な顎の成長を誘導できるため、抜歯の可能性が低くなるからです。
まとめ
学校の歯科検診で子どもの歯並びが正常ではないと評価された場合、今すぐに矯正治療を始めなくてはならない、というわけではありません。
学校での歯科検診は目視で行うため、歯科医院で受ける歯科検診よりも精度が低いためです。
まずは、歯科医院で精度の高い歯科検診を受け子どもの口内の状態を把握しましょう。
ただし、歯科医院の検診で改めて不正咬合と評価された場合には、できるだけ早く歯科治療を始めてください。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。