【町田の歯医者】唾液の質を高めるにはどうしたらいいのか解説します
- 2024年3月27日
- 予防歯科
唾液には、さまざまな抗菌作用を持つ物質が含まれています。
特に多く含まれているのがIgAという物質で、免疫グロブリンAといいます。
IgAが多く含まれている唾液は質がいいといわれていますが、IgAを増やすにはどうすればいいのでしょうか?
唾液内のIgAを増やす方法について解説します。
唾液の質が下がる原因は?
唾液には、体内にある抗体の一種であるIgAが多く含まれています。
IgAには感染症を防ぐ働きがあり、多ければ唾液の質がいいといわれますが、反対に減る場合は何が原因なのでしょうか?
IgAが減少する原因としてまず挙げられるのが、ストレスです。
一時的なストレスであればさほど問題はありませんが、慢性的なストレスはIgAの減少につながり、免疫力が低下してしまいます。
また、激しい運動も原因の1つです。
運動を過剰に行った場合は、疲労によって唾液内のIgAは減少するため、免疫力の低下につながります。
また、唾液には血液の一部成分が含まれているため、血液の質も唾液の質に影響します。
血液の質が低下すると、唾液の質も下がってしまうのです。
唾液の質を上げる方法
唾液の質を上げるということは、IgAの量を増やすということです。
IgAを増やす方法として、まずは腸の抵抗力を上げることを考えましょう。
腸管の免疫の状態と、唾液腺の免疫の状態は連動するからです。
腸の免疫力を改善するには、ヨーグルトなどの発酵食品が有効です。
善玉菌を増やし、善玉菌の餌となる食物繊維を摂取することで、腸内の免疫力は改善されていきます。
軽いストレッチや有酸素運動も、唾液の中のIgAを増やす方法として有効です。
血行を良くすることが目的なので、毎日5~10分程度行えばいいでしょう。
唾液量は、嚥下機能が低下すると減少します。
舌を動かすと嚥下機能の低下を防止でき、唾液の分泌を促すことができるので、ぜひ続けてください。
また、緑茶には唾液中のIgAを調整する働きがあるため、積極的に飲むことをおすすめします。
ただし、熱によって成分が壊れてしまう点に注意が必要です。
60℃以下のぬるま湯で抽出することをおすすめします。
まとめ
唾液の質は、含まれているIgAの量で左右されます。
IgAがたくさん含まれている唾液は質のいい唾液です。
一方、IgAが減少している場合には、質の下がった唾液といえるでしょう。
唾液の質は免疫機能にも影響し、虫歯のなりやすさにも影響します。
唾液の質が低下しないよう注意を払いながら、質を高めることを意識してください。
腸管の免疫機能とも関係しているといわれているため、腸管の健康にも気を配りましょう。
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抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
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