【町田の歯医者】先天性欠如とは??
- 2025年8月22日
- 歯科コラム
先天性欠如(せんてんせいけつじょ)という言葉を聞いたことはありますか?
最近の若者に多く見られる歯の形成異常の一つですが、聞き馴染みのない方も少なくないでしょう。
先天性欠如とはどのような状態を指すのか、また先天性欠如になるとどのような影響が出るのか解説します。
先天性欠如とは?
通常、親知らずを除いて28本ある永久歯が生まれつき足りない状態のことを先天性欠如といいます。
本来は生えてくるはずの永久歯が、何らかの原因で歯の元となる「歯胚」が作られず、生えてこない状態を指すのです。
先天性欠如の原因は、遺伝や妊娠中の栄養不足、薬の影響などが考えられていますが、はっきりとした原因は不明です。
日本人の約10人に1人の割合で発生するといわれていて、永久歯の欠如が多く、乳歯の欠如は比較的少数となっています。
とりわけ下顎の第二小臼歯や側切歯に欠如が多い傾向があり、乳歯が残っている場合は永久歯に生え変わる際に歯根吸収が起こらず、そのまま残ることもあるのです。
先天性欠如の影響
先天性欠如になると歯並びや噛み合わせが悪くなることがあり、歯がないところで噛むのが難しいため咀嚼機能が低下することもあります。
また、欠けている歯の場所によっては目立ってしまうため、見た目の問題やコンプレックスにつながることもあるでしょう。
先天性欠如の治療では、欠損部分を補うために矯正治療、インプラント、ブリッジ、入れ歯などの治療法があります。
早期発見が不可欠で、乳歯が残っている場合は、できるだけ長く残すためのケアが大切です。
歯科検診でのレントゲン検査で発見されることが多く、乳歯の時点で本数が少ない、乳歯が抜けても生えてこない、などのサインが見られることもあります。
先天性欠如は、早期に発見し、適切な治療を行うことで、健康な歯並びと噛み合わせを維持することができるのです。
自分の歯は大丈夫か、本数はきちんとそろっているかが気になる場合は、歯科医院で相談することをおすすめします。
まとめ
先天性欠如というのは、永久歯が生まれつき足りない状態のことで、はっきりとした原因は不明です。
歯並びや噛み合わせが悪くなることがあり、咀嚼機能が低下することもあるでしょう。
早期に発見し、適切な治療を行うことで、健康な歯並びと噛み合わせを維持することができるので気になる場合は、歯科医院で相談することをおすすめします。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。