【町田の歯医者】乳歯が残っているのに永久歯が生えてくる理由
- 2025年2月25日
- 小児歯科
乳歯から永久歯への生え変わりが始まるのは6歳前後といわれています。
生え変わるときは痛みが起こることがあるでしょう。
通常は入れ替わるように永久歯が生えてきますが、時々乳歯が残ったまま永久歯が生えてくることがあるかもしれません。
なぜ、乳歯が残ったまま永久歯が生えてくることがあるのか、解説します。
乳歯が残っていても永久歯が生えてくるのは何故?
子供が生まれてから最初に生える歯は乳歯で、成長するにしたがって徐々に永久歯へと生え変わります。
実は、乳歯が生えている段階で永久歯はすでに顎の中にいて、完成したら表面に移動していきます。
乳歯は、永久歯が生える際に邪魔をしないよう徐々に歯根が吸収されていき、ぐらぐらして抜けたら永久歯が代わりに生えてくるのです。
生え変わりは乳歯が存在しているところで起こるため、奥歯の場合は直接永久歯が生えてきます。
しかし、乳歯がすんなり抜けなかったことが原因で、歯が生え変わるのではなく両方生えた状態になることがあります。
永久歯が顎の中で出来上がるのが早く、乳歯の歯根が間に合わないことが原因です。
本来抜けるはずの乳歯が居座ることで、入れ替わるのではなく避けるようにして永久歯が生えてきてしまうのです。
早く永久歯が生えてきた場合の対処方法
乳歯が抜ける前に永久歯が生えた場合は、どうしたらいいのか悩んでしまうかもしれません。
まず考えるべき点は子供の年齢です。
永久歯が生え始めるのは6歳頃であり、最初は奥から2番目の6歳臼歯とも呼ばれる第一大臼歯から生えてきます。
次は前歯が生えてきますが、乳歯が残ったまま永久歯が生えてくるケースは前歯で起こる可能性が高いでしょう。
6歳になると顎の発達も始まっているため、乳歯が残ったままだとほかの歯が生え変わる際に影響を与えてしまいます。
乳歯を抜歯することを推奨する歯科医が多いのは、永久歯が生えたとき歯並びが悪くならないようにするためです。
まとめ
通常であれば、乳歯の歯根が吸収されて抜けた後に永久歯が生えてきますが、永久歯が顎の中で出来上がるのが早く、歯根の吸収が間に合わないこともあります。
乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきてしまうため、永久歯は乳歯を押しのけるのではなくよけるように生えてきてしまうでしょう。
起こるとすれば前歯の可能性が高いので、多くの歯科医は乳歯を抜歯して歯並びが悪くならないようにすることを考えます。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。