【町田の歯医者】下がった歯茎を戻すための治療法
- 2025年4月7日
- 歯科コラム
鏡を見たときにふと歯が目に入り、以前よりも歯が長くなったように感じる人もいるのではないでしょうか。
歯が長く見える原因は、歯茎が下がったことにあります。
根元まで見えるようになり、歯が長くなってしまいますが、放置するとさまざまな悪影響があるため、治療が必要です。
どのような方法で歯茎が元のように戻るのか、解説します。
顎の骨を再生することで歯茎を戻す
歯が長くなったように見える原因は歯茎の下がりにあります。
解消するには下がった歯茎を戻さなければなりません。
歯茎を元に戻す方法として、まずは溶けてしまった顎の骨を再生するという治療方法が挙げられます。
骨が増えれば歯肉が盛り上がるため、長くなった歯茎を元の状態に戻すことが可能です。
再生する方法は、エムドゲインや骨移植、GTR法など状態によって適切な方法が選ばれます。
また、歯茎にヒアルロン酸を注入することで下がった歯茎を回復し、歯肉を健康な状態に戻すという方法もあります。
ただし、ヒアルロン酸で歯茎を再生できるのは、歯茎が健康な状態に限られる点に注意が必要です。
歯周病が原因で歯茎が下がっている場合は、先に歯周病を治療しなくてはなりません。
ヒアルロン酸は注射してしばらくすると体内に吸収されるため、長く持続させたいのであれば、定期的に処置を受ける必要があります。
歯肉の移植による改善
歯が長く見えるのは歯茎の下がりが原因です。
そのため、歯肉を移植することで改善できるでしょう。
健康な歯の場合、周囲には歯磨きのときにかかる力に耐えることができる、角化歯肉という硬い歯肉があります。
もしなくなると、柔らかい歯茎に歯ブラシが直接当たることとなるため、十分に歯を磨くことができなくなるでしょう。
というのも、角化歯肉がなければ口の内側の粘膜に近い柔らかさとなってしまうからです。
痛みが強く、磨くこと自体が難しくなってしまいます。
ちなみに、歯茎移植術という治療方法がありますが、この場合、何を移植するかというと固い角化歯肉です。
歯茎移植術はFGGや遊離歯肉移植術とも呼ばれます。
持ってくる場所は自分の上顎の裏側で、固く丈夫で角化歯肉が豊富に含まれているため、移植しても問題ありません。
移植した後はしばらく違和感があるかもしれませんが、時間が経つにつれて周囲の歯茎と一体化して馴染むでしょう。
まとめ
歯が長くなったと感じるときは、歯を支える歯茎が下がったことが原因のため、歯茎をもとのように戻さなくてはいけません。
歯茎を元の状態に戻すには、顎の骨が溶けている場合は再生することで、見えるようになった歯根部分を再び覆うという方法があります。
また、上顎の歯茎の裏側から角化歯肉という硬い歯肉を下がった部分へと移植するという方法や、ヒアルロン酸を注入する方法もあります。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。