【町田の歯医者】ルートプレーニングとは?
- 2024年12月3日
- 歯周病治療
歯科医院で行う歯周病の治療方法にはさまざまなものがあります。
その中の1つがルートプレーニングです。
ルートプレーニングを聞くのが初耳だという人も多いでしょう。
歯周病の治療に対し、果たしてどのような効果があるのでしょうか?
ルートプレーニングとは何か解説します。
ルートプレーニングの概要
歯周病の治療では歯石除去が重要ですが、そのための方法として一般的に行われているのがスケーリングです。
しかし、スケーリングでは歯根に付着している歯垢や歯石などの除去が困難であるため、ルートプレーニングという治療が必要となります。
歯根の表面はセメント質という層になっていますが、歯周病菌に感染した場合に放置していると、骨を支えている歯槽骨にも達することがあります。
ルートプレーニングは、歯周病が広がる原因となる歯垢や歯石などを除去するだけでなく、細菌に感染した箇所の除去も可能です。
歯垢や歯石、細菌などは、ざらざらしている部分に付着しやすい傾向があります。
そのため、歯の表面がざらざらしていると歯周病が再発するかもしれません。
ルートプレーニングを受けた歯根は表面が非常に滑らかな状態になるため、汚れが再度付着するのを防ぎます。
歯根の表面を滑らかにすると、汚れなどが滑り落ちて行くため、歯周病を予防できるのです。
ルートプレーニングを行うタイミング
軽度の歯周病になっていて、スケーリングを行っても歯垢や歯石が残ってしまうようなケースでは、ルートプレーニングを行います。
歯茎が赤く、歯を磨いたときに出血するようになると、軽度歯周病になっているといえるでしょう。
この段階でスケーリングやルートプレーニングで汚れをしっかりと落とせば、歯周病がきちんと治る可能性もあります。
なお、ルートプレーニングには直接歯石などを除去する以外にも、歯周ポケットを浅くする効果があります。
ただし、治療後に知覚過敏が起こるかもしれません。
知覚過敏は一時的に起こるものであり、しばらくすれば自然と治ることがほとんどです。もしもなかなか治らない場合には、歯科医院で診てもらいましょう。
まとめ
歯に付着している歯垢や歯石などはスケーリングという治療で除去できます。
ただし、スケーリングで除去できないケースもあります。
その場合、ルートプレーニングという治療によって残った汚れを落とせるだけでなく、歯根部分で歯周病に感染しているところを除去することも可能です。
軽度の歯周病であれば、ルートプレーニングで歯石などを除去してきちんと治した方がいいでしょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。