【町田の歯医者】ドライマウス治療は歯医者?病院??
- 2025年5月2日
- 歯科コラム
口内が乾燥するドライマウスになる人は多くいます。
治療を受けたいと思ったときに、歯科に行けばいいのか、それとも耳鼻咽喉科に行けばいいのか悩むのではないでしょうか。
「口内のことだから、歯科医院に行くのがよさそうだ」と考える一方で、「歯の病気ではないから」と、断られないか心配になるかもしれません。
ドライマウスになった場合、どちらを受診するべきか解説します。
歯医者によるドライマウスの治療
ドライマウスになって治療を受ける場合、歯科医院と耳鼻咽喉科のどちらを受診するべきか悩んでしまうこともあるでしょう。
結論としては、どちらに行くのも正解ですが、ケースバイケースといえるのです。
いったいどういうことなのでしょうか?
歯科医院を受診した場合、まずは唾液を分泌している唾液腺が正常に働いているのかを評価します。
唾液腺の評価には、ガムを10分間噛んで唾液量を測定するガムテストと、安静時に分泌される唾液の量を測定する安静時唾液テストを行い、ドライマウス化を診断するのです。
加齢によって筋力が低下し、唾液が減少することもよくあるため、口腔機能療法という口の筋トレを行うこともあります。
舌を動かす筋肉、頬の筋肉など顔には多くの筋肉があるため、鍛えることで唾液がより多く分泌されるようになるでしょう。
ドライマウスが長く続くと、舌の粘膜が乾燥し、機能しなくなることもあります。
味覚障害などの症状が出るケースもあるため、保湿剤で保護してあげたほうがよいでしょう。
保湿を2週間続けると失われた粘膜が再生するため、保湿ジェルやスプレーなどを使用して口内を潤しましょう。
薬剤を投与することで唾液の分泌を刺激することも可能です。
ただし、薬剤の投与が認められるのは一部の症例に当てはまるケースに限られます。
唾液の分泌を促すには、食事のときに、ビタミンCやクエン酸などが含まれた酸っぱいものを食べるのが有効です。
唾液腺が刺激されるため、1日に1回は食べるのをおすすめします。
睡眠中に口呼吸になってしまう人は、ナイトガードという就寝中に装着するマウスピースを使用すると、口呼吸を防止できます。
ナイトガードに保湿剤を流しておくと、口内に保湿剤が残る時間が長くなるため、乾燥の改善が可能です。
歯医者でできない治療は?
耳鼻咽喉科などのクリニックや病院でドライマウスを診てもらうことも可能です。
特に、病院でないと治療できないタイプのドライマウスの場合には、行かなければなりません。
具体的には、腎不全や糖尿病、シェーグレン症候群などの疾患が挙げられます。
これらのドライマウスと関連する疾患は歯科では治療できないため、病院に行きましょう。
ただし、ドライマウスの状態だと細菌が増殖しやすいため、虫歯や歯周病の予防のためにも、病院のみならず、歯科医院にも通う必要があります。
まとめ
ドライマウスになったときに、歯科医院と耳鼻咽喉科のどちらを受診した方がいいのか悩む人もいるかもしれませんが、まずは歯科医院で受診しましょう。
歯科医院では、唾液の検査や虫歯、歯周病のチェックなどを行い、必要に応じて口内の保湿なども行います。
ただし、歯科医院では治療できない疾患が原因となっているケースもあるため、必要に応じて病院にも通って治療してください。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。