【町田で矯正治療】出っ歯は2種類あるの??
- 2025年7月31日
- 歯科コラム
かつての日本人のイメージが出っ歯だったように、出っ歯は日本人に多くみられる特徴です。身近なものでもある出っ歯ですが、実は2種類あるということは知らない人も多いでしょう。
出っ歯の種類と違いについて、解説します。
骨格が原因の出っ歯
出っ歯というのは、上顎の前歯が歯列から飛び出すように生えていたり、前に出ているように見えたりする状態を指します。
日本人には特に多くみられる不正咬合で、2番目に多い割合である12.9%にみられるといわれています。
昔の日本人のイメージとして眼鏡と出っ歯というのが象徴的だったのですが、決して偏見ではないということがわかるでしょう。
出っ歯とひとくちにいっても、実は2種類あるということは知らない人も多いのですが、具体的にはどのような種類があるのか解説します。
出っ歯の種類の1つ目は、骨格が原因で出っ歯になっている骨格性上顎前突というものです。
骨格性上顎前突は、上顎と下顎の骨が成長する際のバランスが悪く、上顎が大きくなったり下顎が小さかったりすると起こります。
歯並びは正常なのに出っ歯になっているように見える場合は、骨格に原因があるケースが多いでしょう。
骨格以外に前歯そのものが傾いているというケースもあり、骨格と歯並びの両方が悪いケースもあります。
歯並びが原因になる場合
出っ歯になっている原因が歯並びにあるケースは、歯槽性上顎前突と呼ばれる出っ歯です。
骨格には問題がなくても、前歯が傾いてしまっていることで前歯が前に出ている状態で、下の歯列と隙間ができやすいため、口内が乾燥することも多くなります。
口内は唾液によって汚れが洗い流され、清潔に保たれるのですが、口内が乾燥して唾液の分泌量が減少すると虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなるのです。
前歯が出ていると、ぶつけることも多く、外傷によって歯が失われてしまう可能性も高くなります。
歯槽性であれば骨格性よりも矯正治療が簡単にできることが多いので、きちんと治療した方が良いでしょう。
まとめ
日本人に多い上顎の前歯が前に出ている上顎前突、いわゆる出っ歯は原因が2つあり、それぞれ治療方法も異なります。
骨格に問題があって上の前歯が出ている状態を骨格性上顎前突といい、上下の顎の骨のバランスが悪いことも多いでしょう。
歯並びに問題があって出っ歯になっていることを歯槽性上顎前突といい、骨格性よりも矯正治療が比較的簡単にできるため、きちんと治療するようにしてください。
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