【町田で顎関節症治療】顎関節症の治療は、どのようにして行うのか解説します
- 2023年3月12日
- 歯周病治療
気が付いたら、顎の関節部分が痛むことがあります。
この症状を顎関節症というのですが、治療を受ける場合は主に口腔外科が受け持つ事が多いです。
顎関節症になった場合は、どのような治療をするのでしょうか?
顎関節症の症状と、治療内容について解説します。
顎関節症とは?
口の開け閉めの際に、顎の関節や筋肉が痛むことがあります。
顎が痛い、口を開きにくい、痛みを伴って口を開くことができなくなる、噛みづらい、口を開閉すると音がする、こういった訴えをされる方が多いです。
日本人の7~8割の人は、顎関節に何らかの症状があると言われています。
しかし、その症状が深刻で治療を受ける必要があるのは、症状がある人の中でも10%以下です。
顎関節症になる原因は、歯ぎしり(ブラキシズム)や噛み合わせの悪さ、食いしばり(クレンチング)などがあります。顎の関節の位置は歯が規定しています。したがって
歯が抜けてそのままの人や入れ歯が合わなくなっている人、被せものや詰めもの、差し歯などが合わない人などは、口を開きにくい、顎が痛い等の症状が顎関節に出る可能性が高いでしょう。
顎関節症は一般的な病気であり、症状が軽ければ治療しなくても自然と改善されるのですが、日常生活に不具合がある場合は、治療を受けて改善する必要があるでしょう。
また、顎関節症状と並行して、歯にもダメージが及ぶと場合によっては歯が折れる「歯冠破折」「歯根破折」がむし歯と関係なく生じてしまい場合によっては抜歯にいたる場合もあります。
この為、痛みがある場合や原因不明の知覚過敏(水や温水に染みる)、口が開けにくい場合などは、なるべく早く治療を受けましょう。
顎関節症の治療内容
顎関節を治療する場合は、まずは安静にするよう指示されます。
そして、痛みが強ければ非ステロイド系の痛み止めを投与し、筋肉が痛む場合はストレッチやマッサージなどを行います。
就寝中に歯ぎしりや食いしばりなどをしている人は、寝るときにスプリントやマウスピース、ナイトガードなどの
装置を装着し、顎のずれを修正することから治療を始めていきます。
本院では、専門歯科技工所等で採用されているドイツ製のマウスピース製造装置「Erkopressmotion」を院内技工室に配置し、
顎関節症状や食いしばり等で歯に症状が出ている方の迅速な治療を可能としております。
顎関節治療用のスリープスプリント・ナイトガードの他に、歯周病治療用3DSマウスピースや、コンタクトスポーツ用のマウスピース、ホワイトニング用トレーを本院で作成・提供することが可能です。
どうしても改善が見られない場合は、本院では未実施の治療ではございますが、トリガーポイントという筋肉のしこりに直接ボトックスを注射して、筋肉の過緊張を取り除く、
マイオモニターという低周波を筋肉にあてて緊張や疼痛を取り除く治療法を検討する場合もあります。いずれの場合も大学病院をご紹介するケースが多いです。
また、歯軋りや咬み合わせの悪さを改善するために矯正治療を推奨するケースもあります。
それ以外には、生活習慣の改善を指導することもあります。
顎関節症の原因となる生活習慣は色々とあるため、どのような生活習慣が顎関節症の原因になるのか、医師によく確認してください。
そして、当てはまるものがあれば、改善していきましょう。
口を開けるストレッチも効果的なので、試してみることをおすすめします。
まとめ
気が付いたらなっていたという人が多い病気が顎関節症です。
日本人のほとんどは顎関節症の症状を持っています。ですが、その中の一部だけに、治療の必要がある症状が出てしまいます。
痛み止めやボトックス注射も顎関節症に効果がありますが、あくまで一時的なものです。
完治を目指すには、継続した治療を行う必要があります。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。顎の関節と歯には密接なつながりがあり、歯を守ることは顎の関節を守ることに直結します。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。