【町田で歯周病治療】歯周病と心筋梗塞の関係
- 2023年11月21日
- 歯周病治療
歯を失う原因として最も多い歯周病は、歯を支える歯周組織に炎症を起こして支えをなくし、歯をぐらつかせてしまいます。
実は、歯周病の影響は歯に対してだけではなく、全身の疾患にも影響を与えるため注意が必要です。
特に注意が必要なのが、心筋梗塞です。
歯周病と心筋梗塞の関係について、解説します。
歯周病と心筋梗塞の関係
歯周病は、歯周病菌という細菌によっておこる病気です。
主に歯茎をはじめとした歯周組織に歯周病菌が感染し、炎症を起こします。
歯周病菌と呼ばれる細菌はアクチノバチルス・アクチノマイセテムコミタンスやプロフィロモナス・ジンジバリスなどがあり、細菌によって働きには若干の違いがあります。
歯周病が悪化すると、歯肉の奥にある歯槽骨が溶けて歯周ポケットが深くなります。
歯周ポケットの内部で増殖した菌が歯周組織を破壊して、歯周病菌が血液の中に混じる菌血症が起こります。
歯周病菌は、血流とともに全身へと広がっていくのです。
血管内で動脈硬化を起こしている箇所を通った際、歯周病菌は毒性物質や炎症性物質を産生して動脈硬化を促進し、血管を詰まりやすくしてしまいます。
動脈硬化が悪化するとさまざまな疾患の原因となります。
心筋梗塞も、動脈硬化によっておこる病気の1つです。
心筋梗塞とは?
心筋梗塞とは、冠動脈が詰まって血流が止まり、心臓が機能を停止する病気です。
冠動脈は心臓へと酸素や栄養分を届けるための通り道で、完全に詰まると心臓には酸素も栄養も届かなくなってしまいます。
心筋梗塞はほとんどの場合、血栓がいきなり形成されることで突然起こる、急性心筋梗塞です。
似たような病気に、冠動脈が狭くなる狭心症があります。
狭心症との違いは、冠動脈が詰まるか、狭くなるかという点です。
狭くなるだけならまだ差し迫った状況ではありません。
しかし、完全に詰まってしまうと、心臓への通り道を急いで確保しなくてはならないのです。
心筋梗塞が起こった場合、胸の痛みや圧迫感などが生じて、30分以上継続します。
しばらく安静にしたり、処方されているニトログリセリンを服用したりと対処しても、痛みや圧迫感は治まりません。
まとめ
歯周病になった時、影響があるのは口内だけだと思っている人もいるでしょう。
しかし、口内だけではなく、全身に影響を及ぼすこともあるのです。
特に注意したいのが、動脈硬化によっておこる可能性がある心筋梗塞です。
心筋梗塞は、心臓につながる冠動脈が詰まり、心臓に栄養や酸素が行き届かず、心臓が壊死してしまう病気です。
狭心症など、動脈硬化によって起こる症状が出ている場合は注意してください。
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抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。