【町田で小児矯正】急速拡大装置という小児矯正の矯正装置を解説します
- 2023年8月18日
- 矯正治療
歯並びを整える歯列矯正の治療では、矯正装置を装着して歯を動かします。
矯正装置の中には、子どもの矯正にしか使用されないものがいくつかあります。
急速拡大装置も、小児矯正でしか使用されない矯正装置の1つです。
急速拡大装置とはどのような矯正装置なのか、解説します。
急速拡大装置とは?
歯並びが乱れている場合は、矯正治療を受けることで正しい位置へと歯を動かすことが可能です。
しかし、歯並びが乱れる原因はさまざまで、歯を動かすだけでは解決しないこともあります。
歯が生えるスペースが足りない場合は、顎を広げなければなりません。
顎を広げるために使用される矯正装置が、急速拡大装置です。
強い力で顎を押し広げる、上顎専用の装置です。
急速拡大装置は、1~3か月ほどで顎を広げることができます。
しかし、矯正が終わってもしばらくは外さずに、半年ほど着けたままにしておきます。
装置の効果があるのは、原則として10代までです。
急速拡大装置のメリットとデメリット
急速拡大装置のメリットとして特に大きいのが、骨格や歯列のアンバランスさを改善できる可能性がある、という点です。
顎が極端に小さい場合などは、改善できるかもしれません。
また、混合歯列期に矯正治療を始めておけば、永久歯が生えた時に抜歯する必要がありません。
上顎が広がることで、鼻呼吸もしやすくなります。
しかし、装置は大きいため、子どもは嫌がるかもしれません。
急速拡大装置は、矯正装置の中でも特に大きな違和感を覚える人が多いことから、装着してから1週間ほどは、慣れないかもしれません。
加えて、装着していると、発音がしづらくなる可能性があります。
また、ワイヤーがついているので、食べかすが挟まることもあります。
特に、ねじの部分は汚れやすいため、注意してください。
急速拡大装置は、治療が可能な年齢も限られていて、12歳頃までが最も効果的です。
下顎には使えないため、必要なら床矯正を行うことになるでしょう。
他の矯正装置と合わせて使用することが多いので、使用する際は歯科医と相談してください。
まとめ
上顎の幅が足りずに歯がきちんと並んで生えない場合には、急速拡大装置を装着して幅を広げます。
しかし、矯正治療を終えたら装置を外してもいいわけではなく、後戻りを防がなければならないため、約半年は装着したままとなります。
骨格や歯列のバランスが崩れている場合は、同時に改善することができる治療です。
ただし、装置は汚れやすいため、注意して治療を続けていきましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。