【町田で小児矯正】小児矯正と大人の矯正はどう違うのかを解説します
- 2023年8月13日
- 矯正治療
歯列矯正は、大人でも子どもでも受けることはできるものの、矯正治療の内容には違いがあります。
大人の矯正治療は成人矯正、子どもの矯正治療は小児矯正といいますが、小児矯正だけは一期と二期にわかれているのです。
なぜ、小児矯正だけ分けられているのか、解説します。
矯正治療は大人と子どもでどう違う?
大人の矯正治療は、歯列矯正といって歯を正しい位置へと動かす治療です。
小児矯正においても歯並びを整えるのは重要な目的ですが、小児矯正の場合は歯を動かすことだけが目的ではありません。
小児矯正では、顎の骨を成長させることも治療の1つに含まれているのです。
顎の骨の発達が不十分で小さいと、顎が小さいままで歯がきちんと生え揃うことができません。
その結果、歯並びが悪く噛み合わせもずれている不正咬合の状態になってしまいます。
顎が小さいと、斜めや重なった状態で歯が生えてしまう可能性があるのです。
子どもの顎は、最初は小さくとも成長と共に大きくなっていきますが、中には十分に成長しない子どももいます。
成長が不十分で歯並びが悪くなることがないように、小児矯正の一期治療では顎の骨の成長を促します。
大人になってしまうと、顎の骨も成長しきっていて固まっているため、広げることはできません。
歯を綺麗に並べるためのスペースが足りない場合には、抜歯をしてスペースを確保しなければならないでしょう。
小児矯正の特徴
小児矯正は、一期と二期に分かれています。
一期治療は、顎の骨が成長するよう促し、歯が綺麗に並ぶようにスペースを確保することが目的となります。
顎の骨の成長は12歳頃には終わるため、成長が終わるまでに行う必要があります。
小児歯科の二期治療は、成人矯正とあまり違いはありません。
二期になると、成人矯正と同じように歯並びを整えるため、矯正装置を装着します。
歯に圧力をかけて、正しい位置へと歯を動かしていくのです。
子どもの歯は、大人の歯よりも動きやすいため、成人矯正と比べると比較的早く矯正が完了します。
歯並びは、見た目だけに影響するのではなく、虫歯や歯周病予防、健康維持にも大きく関係するため、歯並びが乱れている場合は矯正することをおすすめします。
まとめ
矯正治療は年齢に関係なくできますが、子どものうちに矯正治療を行う場合は、歯並びだけではなく、顎の骨の成長を促して拡大させることもあります。
顎の骨を拡大する場合、顎の骨が成長しきる12歳になるまでの間に行う必要があり、顎の骨を成長させる時期を小児矯正の一期治療といいます。
歯は子供の方が動かしやすいため、成人矯正と比べると短い時間で矯正治療を終えることが可能です。
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