【町田で小児矯正】子どもの不正咬合でよく見られる叢生について解説します
- 2023年8月22日
- 矯正治療
子どもの不正咬合には、よく見られるものがいくつかあります。
特に多く、不正咬合の代表ともいえるのが、叢生です。
しかし、叢生がどのような不正咬合か知らない人も多いでしょう。
叢生がどのような不正咬合か、放置しているとどのようなトラブルがあるのか解説します。
叢生とは?
本来であれば、歯はU字型に並ぶようにして生え、あまり隙間もない状態になるはずです。
しかし、中には歯が前後にずれて生えたり、他の歯と重なって生えたり、斜めに生えたりすることがあります。
歯の生え方がずれたりねじれたりしているなど、通常とは異なる生え方をしているために歯列が大幅にずれてしまうことを、叢生といいます。
乱杭歯とも呼ばれ、日本ではチャームポイントとして考えられることが多い八重歯も叢生の一種です。
叢生の原因となるのは、主に歯が顎に対して大きすぎることです。
顎が小さく、歯が綺麗に並ぶスペースが足りないと、歯が他の歯に重なったり斜めになったりとずれて生えてくるのです。
放置した場合に起こるトラブルと対処方法
子どもの歯が叢生になっているとき、放置していると様々なトラブルが起こります。
代表的なトラブルとして、虫歯や歯周病、口臭が挙げられます。
歯が重なり合っていたりずれていたりすると歯磨きがしにくくなるため、汚れを落としきることができなくなり、これらのリスクが高くなってしまうのです。
また、歯並びがずれていると食事の際にしっかりと噛むことができなくなるので、咀嚼が不十分なまま飲みこむこととなります。
食べ物が十分に細かくなっていないため、胃腸での消化の負担が増えてしまいます。
また、噛む時には顎にかかる負担が大きくなるため、顎関節症の原因となることもあります。
不自然に力を入れて噛むこととなるので、血流が悪化して頭痛や肩こりを引き起こすかもしれません。
叢生を治す方法として、矯正治療が挙げられます。
叢生のための矯正治療にはいくつかの種類があります。
基本的には歯の表側に金属ブラケットとワイヤーを装着するワイヤー矯正か、裏側に同様の装置を装着する裏側矯正です。
また、歯が並ぶスペースが足りない場合、成人していれば何本かの歯を抜歯して歯が並ぶスペースを確保します。
子どもの場合は顎の幅を拡大することも可能なので、抜歯をする必要がありません。
まとめ
叢生は、乱杭歯とも呼ばれる歯並びが乱れた状態です。
叢生の状態で放置していると、他の歯に余分な負担がかかってしまい、咀嚼も不十分になって胃腸への負担も大きくなります。
叢生の治療には、ワイヤーを使用した矯正を行うことが多いでしょう。
また、大人の叢生治療では抜歯が必要となることも多いのですが、子どもの場合は歯並びを拡大することもできるため、抜歯をする必要はありません。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。