【町田で小児歯科】子どもの永久歯が生えたばかりなのに黄色いのはなぜ?
- 2023年4月15日
- 小児歯科
子どもの歯が乳歯から永久歯に生え変わった時には、新しい歯に注目してしまいます。
しかし、生えたばかりの永久歯であるにも関わらず、黄色く見えてしまうことがあります。
黄色い永久歯を見て「何か異常があるのかもしれない」と思い、歯科医院に来る人も少なくありません。
生えたばかりの永久歯が黄色い理由について、解説します。
歯の色はそもそも何色なのか
歯の色は何色かと聞かれると、ほとんどの人は白と答えます。
しかし、本当に歯は白いのでしょうか?
実は、本来の歯の色は白いとは言い難いのです。
永久歯は、真っ白ではなくやや黄色がかっているのが一般的です。
個人差はあるものの、最初から真っ白という人は滅多にいません。
一方、乳歯はやや青い乳白色です。
したがって、一部だけ永久歯に生え変わった状態では、乳歯の青白さの中で永久歯の黄色が特に強調されてしまいます。
歯の構造は、エナメル質と象牙質に分かれています。
白いのは表面のエナメル質で、黄色いのは内側の象牙質です。
生えたばかりの歯が黄色く見えるのは、象牙質が透けて見えるのが原因です。
歯の色で、黄色の濃さが人によって異なるのは、エナメル質の透明度や厚さ、象牙質の厚みによって見える色が変わるからです。
永久歯は乳歯よりも象牙質に厚みがあるので、最初から歯が黄色く見えます。
黄色い歯は気にした方がいい?
乳歯と永久歯が並んで生えていると、永久歯の黄色が目立ってしまいます。
正常な歯の色なのですが、中には気にしてしまい、白くしようと力を入れて歯を磨く保護者の方もいらっしゃいます。
しかし、力を入れて歯を磨くのは、歯の健康に良くありません。
エナメル質の表面が削れてしまい、歯が痛みやすくなります。
また、歯茎が傷つくこともあるでしょう。
生え変わりが進んで乳歯が減り、永久歯が増えていくにつれて、歯の黄色さは目立たなくなります。
気にし過ぎて、一刻も早く歯を白くしようと無理をしないよう気を付けてください。
ただし、ごく一部ではありますが、歯科医院で治療をした方がいいケースもあります。
どうしても永久歯の色が気になった場合には、一度歯科医院を受診してみてください。
歯が黄色い原因に合わせて、適切な対処方法を提案してもらうことができます。
まとめ
永久歯は、生えた時から黄色く見えるのが正常です。
黄色く見えるのは、歯の表面のエナメル質の奥にある象牙質が透けて見えるのが原因です。
エナメル質の透明度や象牙質の厚みで個人差はあるものの、基本的に黄色いのです。
乳歯と並ぶと色の対比で、黄色が強調されるのでさらに目立ちます。
ただし、治療が必要なケースもまれにあるので、気になった場合には歯科医院を受診して、黄色い原因を確認してもらいましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。