【町田で小児歯科】仕上げ磨きは何歳まで行えばいい?
- 2023年4月5日
- 小児歯科
子どもが小さいときは、自分で歯を磨いた後で磨き残しがないように、大人が仕上げ磨きをしてあげます。
しかし、子どもが大きくなってくると、「仕上げ磨きはまだ必要なの?」と気になってくるでしょう。
仕上げ磨きは、何歳まで行えばいいのでしょうか?
また、仕上げ磨きをして虫歯なしをキープするメリットとは何でしょうか?
仕上げ磨きは何歳まで続ける?
子どもの歯が生えたばかりの頃は、大人が歯を磨いてあげます。
大きくなるにつれて自分で歯を磨くようになりますが、子どもにとって磨き残しをしないよう歯を磨くのは難しいことです。
自分で歯を磨くようになっても、磨き残しがないように大人が仕上げ磨きをしてあげる必要があります。
歯磨きで落としきれなかったプラークをできるだけ落として、大人になってからも歯の健康をキープできるようにしてあげましょう。
しかし、子どもがさらに大きくなってくると、仕上げ磨きがまだ必要なのか疑問に思うこともあります。
仕上げ磨きは、何歳くらいまで続けるべきなのでしょうか?
個人差もありますが、仕上げ磨きは通常10歳から12歳くらいまで続けます。
12歳になって生えてくる奥歯には細かい溝があり、プラークが溜まりやすく磨きにくいため、虫歯になりやすいと言われています。
奥歯が虫歯にならないよう、生えてから他の歯と高さが揃うまでは仕上げ磨きを続けた方がいいでしょう。
小学校高学年になると恥ずかしがって、仕上げ磨きを嫌がる子どももいます。
嫌がられないようにするには、小さいうちから歯磨きをした後で、きちんと磨けているかどうかチェックする習慣をつけておくことが大切です。
虫歯の原因になるプラークは白い色をしています。
歯と見分けがつきにくいため、時々磨き残しを染め出す歯磨きグッズを使用して確認しましょう。
プラークを視認して、しっかりと磨いて落としてください。
虫歯なしをキープすると?
虫歯なしをキープしていると、年を取った後も多くの歯が残りやすくなります。
虫歯がない健康な状態をキープできれば、食べることが一層楽しくなり、大きな口を開けてもコンプレックスを抱くことがなくなるでしょう。
子どもの乳歯が虫歯になった時は、生え変わる永久歯にも影響を及ぼしてしまい、神経までたどり着くと永久歯も虫歯になってしまうことがあります。
子どものころから気をつけて虫歯なしをキープしましょう。
まとめ
子どもが大きくなってくると、それまで行っていた仕上げ磨きを嫌がり、自分できちんと磨けると考えるようになります。
いずれは自分できちんと磨けるようになる必要がありますが、「自分ではしっかりと磨いた」と思っていても、磨き残しがあるかもしれません。
仕上げ磨きは、おおよそ10歳から12歳まで、できれば奥歯が生えてくる12歳までは継続しておくと、新たに生えた奥歯が虫歯になりにくいでしょう。
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