【町田で審美歯科】ジルコニア治療について
- 2023年10月13日
- 詰め物・被せ物の治療(一般歯科)
虫歯の治療をして歯を大きく削った場合は、クラウンと呼ばれる被せものを装着します。
通常は銀歯を装着しますが、経済的に許す状況であれば虫歯や歯周病の予防性に優れた素材でできたクラウンをおすすめします。
今回は傷や汚れが付きにくく耐久性の高いジルコニア治療の特徴について、解説します。
ジルコニアセラミックとは?
ジルコニアは酸化ジルコニウムという素材で作られており、非常に強度が高く人工ダイヤモンドの一種と言えます。
日本では2005年から薬事法の認可を受けた、比較的新しい素材です。
歯を白く治療する場合、保険適応の場合CADCAM冠というプラスチック製の歯を入れますが、変色性があり、強度が低く、汚れもつきやすいと言った難点があります。
ジルコニアはこれらを問題をすべて克服した白い歯の材料となります。
ジルコニアのメリット
ジルコニアは強度が高く、裏打ち材に金属を用いません。金属を使わないという事は、金属の口腔内での溶解(錆び)が無い為、
歯茎が黒くなったり、金属アレルギーの発症リスクがないことが利点となります。更に強度がある為比較的薄く作る(削る量を減らす)ことができ、歯を多く残すことが可能です。
神経が生きている歯に対して、なるべく削らない様に、かつ強度が高く壊れにくい治療法で、白い歯を求める、という場合はオールジルコニアでの治療方法が第一選択となります。
また、保険CAD冠やオールセラミッククラウンでは対応できない歯を繋いで作るBr治療に用いることも可能です。
安定性が高い材料なので、変色・変性がなく、歯の汚れもつきにくい為虫歯や歯周病に対する抵抗性もセラミッククラウンと同等のものがあります。
近年は歯の色調により近づけたグラデーションジルコニア冠も登場しており、審美性もどんどん向上しています
ジルコニアセラミックのデメリット
ジルコニアセラミックは強度が金属並みに高く、壊れにくい歯です。エナメル質より強度の高いジルコニアの歯は、
壊れにくさを獲得した一方で、硬すぎて削り取るのが大変で外す(再治療などの不幸があった際)のに時間がかかるといった問題を抱えております。
また、咬み合わせの調整が不出来な場合、装着後に歯が痛くなる等のトラブルを生じやすく、歯科治療上の治療難易度の高い治療法と言えます。
また、ハイレベルな審美性を要求した場合、オールセラミックの透けるような審美性は再現できず、やや白すぎる傾向があると言えます。
まとめ
ジルコニア治療は、まだまだ歴史の浅い最先端の治療方法です。セラミックと比べて審美性に劣るものの、保険の銀歯やプラスチック冠と
くらべると高い安定性、虫歯・歯周病抵抗性・抗アレルギー性・審美性を持っています。
デメリットにもあるように、咬み合わせの調整が難しいといった治療難易度が高い歯ではありますが、本院では拡大鏡・マイクロスコープを用いた精密な治療(削りだし)や
レーザーを用いたジルコニア切断法を用いた除去法をご用意しており、問題を克服して患者さまにご提供できる体制を整えております。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。