【町田で審美歯科】オールセラミック治療について
- 2023年10月12日
- 詰め物・被せ物の治療(一般歯科)
虫歯の治療をする際の被せもの(クラウン)や詰め物(インレー・充填物)は、保険適用の場合は主に銀歯やプラスチックを用います。
しかし、中には見た目が気になるから銀歯は嫌だという人もいるでしょう。プラスチックの歯は安価で歯を白くできますが、材料の弱さから
壊れにくくするために歯を削る量が莫大になるのが最大の欠点です。
そういう場合は、審美性が極めて高く、高い虫歯や歯周病の予防性を備えたオールセラミック治療がおすすめです。
オールセラミック治療の特徴について、解説します。
オールセラミック治療とは?
オールセラミック治療では、白い陶材(ガラスセラミック)でできたインレーやクラウンを使用します。
最高位の審美性を備えており、歯の透明感やグラデーションを再現できるため、治療した部位が他人に分かることは中々少ない治療法です。
また金属を用いず、全てセラミックで出来ているため、金属アレルギーの方でも安心して装着することができるのも特徴です。
歯の汚れが圧倒的につきにくい材質で、歯の染めだしをしてご自身の歯が染まっても、セラミックはほとんど染まらないなど、
虫歯・歯周病の予防性にも優れています。
オールセラミック治療の医療上のメリット
オールセラミック治療は審美性が高いのも特徴ですが、他にも虫歯の再発予防に効果的というメリットもあります。
なぜ、再発予防の効果があるのでしょうか?
虫歯の治療をした歯が再び虫歯になることは決して珍しいことではありません。
虫歯が再発するのは、被せものや詰めものと歯の間の隙間の接着剤が溶解したり、汚れが溜まって歯に穴があく事で大きくなった隙間から歯垢などが入りこむ為です。
銀歯は接着材と化学的に「接着」しておらず、溝にはめ込む「合着」と呼ばれる古い手法の治療法の為、上記の問題が生じます。
プラスチックは材質的な劣化が進みやすく、破損した部分から虫歯になっていくという問題が生じます。
オールセラミックの場合、まず変性するということはありません。色調が変化しないのもこのためです。
また、特殊なセメントを使用して歯と「接着」しているため、一体化してずれることもありません。よく、銀歯が取れた
本院で用いているオールセラミックはヨーロッパで開発されたe-maxという製品を利用しており、これはセラミックを焼成する際に
プレス加工を行い歯の溝に圧接して作成する為、隙間がとても少ない治療法になります。
「接着」「プレス加工による高精度治療」によって、オールセラミック治療は、虫歯の再発リスクを大きく減らしてくれるのです。
そのため、審美的にも勿論優れていますが、本院としては虫歯・歯周病の再発性の高さからセラミック治療を「経済的に許す範囲であれば」推奨しております。
オールセラミック治療のデメリット
オールセラミック治療は万能な治療方法ではありません。
確かに、セラミックは高精度で虫歯や歯周病になりにくい製法・材質でつくられていますが、衝撃や食いしばりといった
通常とは異なる応力がかかると破損しやすいという問題があります。こうした破損を防止する観点から、セラミックの治療は歯を削る量が
多くなるといったデメリットが存在します。また、Br等、抜けた歯に歯を繋げて作る大型の装置の場合も破損リスクがあり不向きです。
こういった場合は、セラミックの下地に人工ダイヤモンド素材のジルコニアを入れたり、金属を裏打ちさせることで解決することはできます。
また、保険適用外の治療になるため、治療費が高額になることも当然、デメリットと言えるでしょう。
まとめ
オールセラミック治療は、虫歯の治療後の再発防止に注力した治療をしたい方、見た目が気になるという方にお勧めできる治療方法です。
また、金属を使用していないため、金属アレルギーの方にも向いています。
本院ではセラミック治療のデメリットに対する対応策を複数用意しております。
1.歯を削る量をなるべく少なくするために、虫歯のみを選択的に除去するための拡大視野治療(拡大鏡・マイクロスコープの使用)
2.歯を削る量が多い点に関しては歯の神経を保護して知覚過敏の発生や神経へのダメージを最小限にする為のMTA歯髄温存療法を併用
3.歯への切削時の過剰なダメージを防止する為、タービン(一般的な歯を削るドリルモーター)を用いず、5倍速コントラを用いた低刺激性の切削治療
4.破損防止の観点から、技工所に依頼せず院内で有資格者が快適性の高いマウスピースを製作・ご用意し、着用を推奨(保険適用)しております。
必ずしもセラミック治療は万能ではございません。特定の状況下では推奨できない場合も当然ございます。ですが、安全性が高く病気の再発リスクの低減には
重要な役割を持つ治療方法でもあります。上記のように、高いハードルの治療難易度に応えられるよう本院では上記のような様々な設備機材・技術をご用意しております。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を大前提に、セラミック治療やジルコニア治療も積極的に取り入れております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。