【町田で口腔外科治療】顎関節症の治療に使用する器具について解説します
- 2024年4月18日
- 口腔外科
顎関節の治療には、器具を使用することもあります。
主に使用する器具はマウスピースです。
実はマウスピース型の治療器具はさまざまな種類があり、特にメジャーなものが2つあります。
2つのマウスピースには、どのような違いがあるのでしょうか?
また、効果があるのかについても解説します。
顎関節症の治療で使用するナイトガードとは?
顎関節症の原因が歯ぎしりや食いしばりの場合、治療にあたり、ナイトガードという器具を使用することが多いでしょう。
ナイトガードとは、就寝中に使用するマウスピース型の器具です。
寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは無意識に行われているため、自覚がありません。
自分が歯ぎしりや食いしばりをしているかどうか、客観的に把握するためにナイトガードを着用します。
なぜなら、ナイトガードは強化プラスチックでできているため、歯ぎしりや食いしばりがあると傷がつくからです。
傷がついたということは、睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをしていることに他なりません。
多少噛むくらいなら傷はつかないので、一目瞭然といえるでしょう。
また、ナイトガードには他の役割もあります。
それは、歯ぎしりや食いしばりの力の緩和です。
ナイトガードには厚みがあるため、装着していると噛み方も浅くなります。
深く噛み締めることができなくなるため、歯ぎしりや食いしばりの力を弱められるのです。
顎関節症の治療で使用するスプリントとは?
顎関節症の治療で使用する治療器具には、スプリントというマウスピース型の器具もあります。
前述したナイトガードは顎関節症の原因を防止することに主眼を置いている一方、スプリントの主な目的は顎関節症の症状緩和です。
したがって、顎関節症の症状を緩和したいのであれば、スプリントの方が向いています。
スプリントを装着すると、顎の筋肉の緊張を改善でき、強く噛んだ時の力を分散できるため、筋肉の緊張も防げます。
また、ナイトガードと同様に、装着していると歯ぎしりや食いしばりをしているかどうかが確認可能です。
それだけでなく、歯ぎしりや食いしばりを防止できます。
噛み合わせも改善できるため、噛み合わせに違和感がある場合にもおすすめです。
ナイトガードとスプリントのどちらの方が顎関節症の治療により適しているのかというと、ケースバイケースであり、断言できません。
ナイトガードとスプリントは原因によって使い分ける必要があります。
まずは原因を明確にして、歯科医師の指導のもと、適した器具を使用してください。
まとめ
顎関節症を治療するための器具には、2種類のマウスピース型の器具があります。
ナイトガードは就寝中に装着して歯ぎしりや食いしばりを防ぐもの、スプリントは顎関節にかかる負担を軽減するものと、目的はそれぞれ異なります。
どちらが自分の治療に有効なのかは、顎関節症になった原因によって異なるため、原因を明確にした上で、適切な治療方法を相談しましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。