【町田で口腔外科治療】歯列接触癖が顎関節症にどう関係するのかを解説します
- 2024年4月25日
- 口腔外科
通常は、口を閉じた時に上下の歯は接触していません。
隙間が空いているのが正常な状態ですが、意識していない状態で自然とくっついてしまっている人もいます。
歯列接触癖といいますが、実は顎関節症とも関係があるため注意が必要です。
歯列接触癖と顎関節症の関係について解説します。
歯列接触癖とは
通常、軽く閉じた状態では上下の歯にわずかな隙間ができていて、接触することはありません。
しかし、歯列接触癖がある場合は頻繁にくっついてしまいます。
歯列接触癖は略称でTCH(Tooth Contact Habit)といい、上下の歯が無意識のまま接触してしまう癖のことです。
病気ではありませんが、歯に負担がかかってしまいます。
本来、上下の歯が触れ合う時間は、1日のうちわずか20分程度しかありません。
しかし、TCHの場合は頻繁に触れあってしまいます。
TCHの原因は、下を向いてパソコンやスマホを操作することや、ストレスなどが持続してしまうことが挙げられます。
姿勢が悪いのも、無意識のうちに歯が触れ合ってしまう原因の1つです。
歯列接触癖と顎関節症の関係
歯列接触癖になると、上下の歯がくっつく時間が通常よりも長くなるため、歯に負担がかかってしまうのは前述したとおりです。
負担がかかるのは、歯だけではありません。
例えば、顎にも負担がかかります。
歯が接触している時は顎関節の筋肉が緊張するため、顎関節症になってしまいます。
顎関節症とは、顎の関節がうまく動かなくなったり、痛みが生じたりする病気です。
顎関節症になると、口を開けにくくなってしまいます。
大きく口を開けようとしても開かない、開口障害などを発症します。
口を開けにくくなると、思うように食事がとれません。
また、口を開けた時に顎関節からカクカクとした音や、すりあうような音がすることもあります。
音が出るタイミングは人によって異なり、頻繁に音が出る人もいます。
開閉時に頻繁に音が出ると、気になってしまうでしょう。
顎関節に痛みや違和感を覚えることもあります。
痛みがある場合は、関節部分がすり減っているのかもしれません。
顎関節に違和感がある場合は、一度診察を受けてみましょう。
まとめ
歯列接触癖は、歯が触れ合うことが多いというだけなので、あまりたいしたことではないように思えるかもしれません。
しかし、歯が触れ合った時に額関節が緊張してしまうため、顎関節症になるともあります。
顎関節症は、口を開けるのが難しくなったり、顎に痛みが出たりする病気なので、症状が出た場合は歯科医院に行くことが大切です。
診察を受けて顎関節症かどうかを確認してもらい、治療を受けましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。