ヒューマンブリッジ(歯を削る量の少ないブリッジ治療)のご紹介
- 2022年6月25日
- 歯を失ってしまったら(咬み合わせ再建治療)
日頃より町田ごうデンタルクリニックをご愛顧いただきありがとうございます。
本院はなるべく歯を残すことを主眼に置いた治療を行う歯科医院です。
今回は歯を削る量を最小限度に抑えたBr(ブリッジ)治療「ヒューマンBr」をご紹介致します。
通常、歯を1本失った場合は下記の図のように、①インプラント治療(人工歯根) ②抜けた歯の周りの歯2本を削り橋を架けて治療するBr(ブリッジ)治療 ③抜けた歯の周りにバネを架けて入れ歯を入れる…
の3通りの治療方法をご提案致します。(歯の移植法については適用条件が非常に狭い為、今回は省略させて頂きます)
しかし、①のインプラント治療は外科手術が必要になる点と治療期間の長さがネック、②のBr治療は周りの歯を削る為犠牲が大きい点がネック、そして③の入れ歯はインプラントやBrと比べ手術や歯を大きく削る必要はありませんが、咬む能力が1~3割に限局される点がネックとなります。
そこでインプラントの利点である周りの歯に迷惑をかけず、咀嚼能力も9割以上回復させられる利点
Br治療の利点である外科手術が不要で比較的短期間で治療ができる利点
入れ歯治療の利点である、歯を削る量がほとんどなく体に優しい治療ができる利点
これら3つを内包した治療がヒューマンBr治療となります。
ヒューマンBrは下記の写真のように金合金のアーム部(通常1歯につき2か所)・歯を失った部分の人工の歯の2つのパーツで構成されます。
この金合金のパーツを歯に装着したのち、パーツに備え付けられたスリットに人工の歯を差し込む構造をとっております。
最終的な歯の形状は下記の通りとなります。
表側からみると、歯があったかのように復元され、しっかり噛む事が
できます。咀嚼能力は天然の歯の9割ほどまで回復し、日常生活での制約は特にございません。
尚、歯を削る量は下記の図のように歯の裏側の赤線部をわずかに削るのみとなり、麻酔などの必要もまったくありません。参考に通常のBr治療のイメージと比較して頂けると、削る量の違いがお分かりいただけると思います。
通常Brは歯の全周を削ることで、歯がとれたり壊れたりしないような強度を確保致します。ヒューマンブリッジは高精度の金細工のパーツをアタッチメント式3つのパーツにに分けて装着することで、咬む力を分散させわずかな削る量でも咬む力に耐えることができるような耐久性を付与させる治療法です。
麻酔が不要なほど削る量が少なく、外科手術も必要としない、治療回数も3回ほどで完了することから特にご高齢の方に特に推奨できる治療法となります。(もちろん適用に年齢の制限はございません。不幸にして若年で歯を失った方にもご検討いただける治療法です)
ヒューマンBr治療費は自費診療の適用となり1歯の欠損、2歯の土台の標準的な構成でおよそ44万円(税込み)ほどとなります。
インプラント・Br(ブリッジ治療)・入れ歯の利点を集めた治療法として、インプラントは嫌だけど、入れ歯は避けたい、Brのように大きく削りたくはない。ヒューマンBrはこのようなニーズにお応えできる治療法として、今回ご紹介させて頂きました。
本治療法について詳細に説明を受けたい方は、是非本院にて治療相談・診断(保険適用)のご予約(042-860-6555)をお取りください。