【町田駅近くの歯医者】電子タバコであれば歯周病を気にしなくていい??
- 2025年12月29日
- 歯科コラム

歯周病のリスクが高まることは、喫煙習慣がもたらす悪影響の1つです。
しかし、これは従来の紙タバコに関する悪影響であり、近年登場した電子タバコは該当しないのではないか、と考える人もいるかもしれません。
電子タバコは従来の紙タバコよりも有害物質が少ないのが特長ということもあって、健康面を考慮して切り替える人が増えています。
果たして、電子タバコであれば歯周病のリスクなどはないのでしょうか?
電子タバコには歯周病のリスクがあるのか解説します。
電子タバコは歯周病を気にする必要がない?
以前はタバコといえば紙タバコがほとんどで、煙がつきものでした。
近年、愛用者が増加している電子タバコは、専用のデバイスとスティックを使用して喫煙するものであり、副流煙や有害物質が少なく臭いがつきにくいのが特長です。
紙タバコよりも健康によいと考えている人もいるかもしれませんが、歯周病に関してはたとえ電子タバコでも気にする必要があります。
なぜなら、加熱式タバコをはじめとした電子タバコにはニコチンが含まれていることが多いからです。
したがって、やはり歯周病のリスクを高める原因となります。
ニコチンには血管を収縮させる作用があるため、歯茎への血流が悪化して十分な栄養や酸素が行き渡らなくなってしまうのです。
血流が減少すると歯茎の免疫力が低下することになるため、歯周病菌と戦う力が弱まってしまいます。
抵抗力が落ちた結果、歯周病のリスクが増加したり、治療の効果が出にくくなったりするでしょう。
血流が悪くなると、歯周病が進行しても出血や腫れといった自覚症状が現れにくくなります。
そのため、気づかないうちに病状が悪化するかもしれません。
電子タバコの使用は口腔内の乾燥を引き起こしやすいため、唾液による自浄作用が低下します。
口内が乾燥すると歯に汚れが残りやすくなるため、プラークの付着を促し、歯周病や虫歯のリスクが高まるのです。
紙タバコと比べてリスクは低い?
電子タバコは紙タバコに比べてタールが少ないため、歯に着色しにくいとされています。
しかし、タバコである以上、やはりリスクはあるのです。
特に歯周病に関しては依然としてリスク要因となります。
健康な歯と歯茎を維持するためには、電子タバコの使用を控え、定期的な歯科検診を受けなくてはいけません。
まとめ
電子タバコは紙タバコよりも体への害が少ないと思うかもしれません。
そのため、歯周病のリスクも低減すると誤解している人もいるでしょう。
しかし、実際には多くの電子タバコにニコチンが含まれています。
ニコチンの作用によって血管が収縮する以上、歯周病のリスクは変わりません。
ニコチンの作用によって出血が減り、病気に気づきにくくなることもあるため、喫煙している人はなるべく早く禁煙した方がよいでしょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。