【町田駅近くの歯医者】下歯槽神経麻痺とは??
- 2025年12月14日
- 歯科コラム

親知らずの抜歯は他の歯と比べてかなり大掛かりになることが多いのですが、抜歯後にも影響を及ぼすことがあります。
特に注意が必要なのは、抜歯後に顎や口周りがしびれるケースです。
もしかしたら、下歯槽神経麻痺の可能性があるかもしれません。
下歯槽神経麻痺とはどのようなものか、症状や原因について解説します。
下歯槽神経麻痺とは?
親知らずの抜歯を終えた後、なかなか出血が止まらないことがあります。
しばらく出血が続いて不安になった経験がある人は、意外と多いのではないでしょうか?
他に、痺れなどの症状が出るケースもありますが、この場合は注意が必要です。
親知らずを抜歯した後に顎や口周りが痺れていると、下歯槽神経麻痺になっている可能性があります。
下歯槽神経麻痺とは、下顎の骨の中を通る下歯槽神経が損傷・圧迫されて、下唇、顎、歯、歯ぐきなどにしびれや感覚異常が起こった状態です。
状態異常として、感覚が鈍くなったりピリピリしたり、あるいは痛みを感じたりするなどが挙げられます。
下歯槽神経麻痺は、親知らずの抜歯やインプラント手術など、神経の近くで行われる歯科治療が原因で発生することがあります。
下歯槽神経は、感覚を脳に伝える役割を持つ三叉神経の一部です。
そのため、影響を受けると左右どちらか片側の唇や顎の感覚が麻痺したり、会話や食事がしにくくなったりします。
下歯槽神経麻痺の主な症状として、下唇や顎の皮膚、歯、歯ぐきなどに麻酔が効いたようなしびれが生じたり、感覚が鈍くなったように感じたりするケースが挙げられます。
ピリピリ、ジンジン、チクチクするといった不快な感覚も、下歯槽神経麻痺の主な症状です。
まれに唇の動きが悪くなって会話がしづらくなったり、食べ物をうまく食べられなくなったりすることもあります。
原因として多いのが親知らずの抜歯です。
親知らずの根と神経が近接している場合に、抜歯操作で神経が圧迫されたり損傷したりすることで起こります。
インプラント手術でも、埋入時の操作で神経に触れて起こることがあります。
他にも口腔外科手術や歯の根の治療など、歯科治療全般で起こる可能性があるでしょう。
なお、下歯槽神経麻痺の中でも末端部が麻痺した状態はオトガイ神経麻痺とも呼ばれることがあり、同様の症状が見られます。
診断や治療について
しびれがあるときはもちろん、他にも違和感があればすぐに歯科医院を受診し、診断を受けることが早期回復のためのカギとなります。
治療方法は主にビタミン剤などの薬物療法や理学療法です。
重度の場合には、神経修復手術などを行うこともあります。
まとめ
下歯槽神経麻痺は親知らずの抜歯やインプラント手術で表れることがある症状で、口の周辺や顎などが痺れているように感じ、感覚が鈍くなります。
治療の際に神経に触れるといったことが原因となり、唇の動きが悪くなって、会話や食事に影響が出ることがあります。
痺れや違和感があればなるべく早く受診し、治療を始めましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。