【町田の歯医者】よく言われる「神経を取る治療」について
- 2025年11月2日
- 歯科コラム

虫歯の治療においては、よく「神経を取る治療を行う」という言い方をすることがあります。
「神経を取る」というのは、どういうことでしょうか?
また、治療の内容や、神経を取ることでどのようなメリットがあるのか気になる人もいるかもしれません。
今回は、「神経を取る治療」が具体的にどのような内容か、解説します。
神経を取る治療とは?
「神経を取る治療」とは、虫歯が神経に達した際に行われる根管治療のことです。
抜髄とも呼ばれる治療で、局所麻酔をかけて歯の内部の神経や感染した組織を削り、根管を洗浄・消毒して薬剤を詰めます。
抜髄によって感染がさらに拡大するのを防止できるため、歯を抜かずに残すことができるのです。
治療の流れの詳細を解説します。
まずは局所麻酔を行い、痛みを感じないようにしてから虫歯部分を削り、神経に到達するための穴を開けます。
その後、リーマーやファイルという細いやすりのような器具を使い、虫歯の原因菌に感染した神経を取り除くのです。
取り除いたら、歯の神経が入っていた根管を徹底的に洗浄・消毒します。
そして、清潔になった根管に隙間なく薬剤を詰めます。
仮の詰め物や仮歯をして穴を塞ぎ、治療を一時的に終えた後で、数回の治療を経て根管治療は終わりです。
後は、虫歯治療で歯を削ったときと同様に歯型を取り、最終的な詰め物や被せ物を作製して装着します。
神経を取る治療が必要なケースと注意点
神経を取る治療が必要になるケースは、虫歯が神経にまで達した場合や、歯が外傷で割れたり、神経にダメージが及んだりした場合です。
また、過去の治療が原因で神経が炎症を起こしている場合や、頬やリンパ節の腫れなど、感染が顎の骨まで広がっている場合にも必要となります。
治療後は、歯がもろくなることがある点に注意点が必要です。
なぜなら、神経がなくなることで、歯は水分や栄養の供給を失うからです。
神経を取った後は、定期的なチェックと被せ物のメンテナンスが欠かせないため、治療が終わってからも必ず歯科医院に通ってください。
まとめ
「神経を取る治療」とは、神経がある歯髄を除去する抜髄のことで、歯の内側にある根管内をきれいに清掃し、虫歯の原因菌を残さず除去する治療です。
根管治療ともいうこの治療は、まずは麻酔をかけて歯に穴を開けます。
そして、内部の清掃をしたら薬剤を詰めて塞ぎ、被せ物や詰め物などを作製して装着することで治療が終了します。
神経を取った後は歯がもろくなるため、定期的なチェックと被せ物のメンテナンスが必要です。
町田で予防歯科をお考えの際には、『町田ごうデンタルクリニック』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。