【町田駅の歯医者】女性ホルモンと歯周病の関係性について
- 2025年10月10日
- 歯科コラム
女性ホルモンが歯周病と関係があるのをご存じでしょうか?
特定の女性ホルモンが増えると歯周病になるリスクが高まります。
女性ホルモンはライフステージの変化に影響されやすいため、特定の時期に歯周病になるリスクが高くなるのです。
具体的にどのような関係性があるのか解説します。
女性ホルモンと歯周病の関係性
女性ホルモンは、歯周病の主な原因菌である歯周病菌の増殖を助け、歯茎の血流を増加させて炎症を引き起こすことがあります。
女性ホルモンが大きく変動する時期は特に歯周病になりやすいため、適切なオーラルケアと定期的な歯科検診が重要です。
女性ホルモンの中でも卵胞ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンは、歯周病菌の増殖を助ける性質があります。
また、女性ホルモンの影響によって歯茎の血管が拡張して血流が増加することで、わずかな刺激でも炎症が強く現れ、歯茎が赤く腫れたり出血しやすくなったりします。
ストレスや生活習慣の乱れによって免疫力が低下したり、唾液の量が減少して口の中が乾燥し、口内環境が悪化したりすることもあるでしょう。
ライフステージによるリスクの違い
女性のライフステージによって女性ホルモンには変化が起こります。
そのため、歯周病のリスクについても違いが生じるのです。
たとえば、思春期には思春期性歯肉炎と呼ばれる歯茎の炎症が起こりやすくなります。
不規則な生活やストレスの影響も受けるでしょう。
妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンが急増し、妊娠性歯肉炎という歯茎の炎症が起こりやすくなります。
妊娠中に歯周病になると、早産や低体重児出産のリスクを高めるため、注意が必要です。
更年期になるとエストロゲンの分泌が減少します。
その結果、骨密度が低下して歯を支える骨がやせてしまい、歯周病リスクが高まるのです。
歯周病を予防するためには毎日しっかりとセルフケアを行いましょう。
特に丁寧な歯磨きが重要で、歯垢を除去するためにもきちんと行う必要があります。
ライフステージに合わせて適切な口腔ケアを行い、定期的な歯科検診を受けることも、予防には重要です。
生活習慣を改善し、バランスの取れた食事や十分な睡眠をとってください。
また、運動や趣味の時間など、ストレス解消の方法を生活に取り入れるといいでしょう。
まとめ
女性ホルモンにはさまざまな種類があります。
中でも、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが増えると、歯周病のリスクが高くなるため、注意しなければなりません。
また、女性ホルモンが増えると血管が拡張して血流が増加し、歯茎が赤く腫れてしまったり出血したりしやすくなります。
思春期と妊娠中、更年期は歯周病リスクが高まるため、歯周病をしっかりと予防しましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。